親族と関係者に騙され、脅されて相続放棄させられたことが発覚
幼少期より、母と私の弟妹達4人から、殺人未遂を含む長期的な暴力を受けてきました。実家は事業者で、私は第1子長女です。祖母を看取った後、私は実家を逃げ出し、現在は親族とは会わずに暮らしています。しかし、激昂した郵便が届くなど、今なお苦しめられています。
祖母の死後、実家の顧問ファイナンシャルプランナーにより1対1で祖母の遺言信託について伝えられました。下記はその一部です。その他は、母から長弟へ毎月10万円の小遣いを与えるので認識しておいてくれといった内容でした。
・長弟が秘密裏に祖母と養子縁組をしていることが判明。相続する者が2名から3名に増えたため、相続税が爆発的に増える。相続税で実家が潰れかけている。実家を潰さないため、あなたには遺言を拒否してもらいたい。(母と長弟からも直接、実家にて同様の説明と脅迫ありました)
・母と長弟が私の相続拒否を強く要求しており、母は既に辞退している。
・執行人である信託銀行に「執行を銀行には任せない」と言ってほしい。
・私(ファイナンシャルプランナー)は、実績も能力も無い長弟さんより、あなたを相続人にしたほうが良いと進言していたが、お母様が頑として受け入れず、長弟様が勝手にお母様と話をしてお祖母様と養子縁組を結んでしまった。
これついて、最近、法律相談を受けたところ、弁護士と相談員の両名から「親族とファイナンシャルプランナーの説明がおかしい。相続税が増えるという相手の説明は嘘です。あなたは騙されて放棄させられた可能性がある。弁護士・税理士などの専門家に相談を続けて対処したほうが良い」との説明を受けました。
Q1.実際、相続する側の人数が増えて相続税が爆発的に増額されるということは、ありえるのでしょうか?
Q2.家を潰すほどの相続税が課されることがあるのでしょうか?
あるとしたら、どのような場合でしょうか?
Q3.これが不法行為であるなら、罪状は何になりますか?
Q4.今後の私にはどういった対応が執れるでしょうか?(不法行為なら警察へ届けたいし、ファイナンシャルプランナーの説明も含めて詳しく調査してもらいたいです。)
先生方、どうか無知な私をお助けください。
資料を持って、直接、伺うこともできます。
ご教授のほどよろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

Q1.実際、相続する側の人数が増えて相続税が爆発的に増額されるということは、ありえるのでしょうか?
→ あり得ません。相続人の増加は税額の減少要因です。
Q2.家を潰すほどの相続税が課されることがあるのでしょうか?
あるとしたら、どのような場合でしょうか?
→ 財産の種類と評価額によってはあり得るかも知れませんが、この場合、相続放棄しても同じです。
Q3.これが不法行為であるなら、罪状は何になりますか?
脅迫とか、詐欺でしょうが、私は弁護士ではないので正確な回答はできません。
Q4.今後の私にはどういった対応が執れるでしょうか?(不法行為なら警察へ届けたいし、ファイナンシャルプランナーの説明も含めて詳しく調査してもらいたいです。)
弁護士に相談する案件かと思います。

増井誠剛
まず、辛い状況の中、勇気を出して相談されたことに敬意を表します。以下に順を追って回答いたします。
Q1. 相続人が増えて相続税が爆発的に増えるか?
相続人が増えると、相続税の基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)が増えるため、むしろ税負担は軽減されることが一般的です。「爆発的に増える」という説明は明らかに誤りです。
Q2. 家を潰すほどの相続税が発生する場合
相続税が家を売却せざるを得ないほど高額になるケースは、不動産評価額が非常に高額で現金資産が少なく、納税資金を捻出できない場合です。しかし、相続税には物納や延納制度があるため、すぐに家を失うリスクは低いです。
Q3. 不法行為に該当する罪状
事実に基づけば、母や弟の行為は脅迫罪(刑法222条)や詐欺罪(刑法246条)、さらには**強要罪(刑法223条)**に該当する可能性があります。ファイナンシャルプランナーが共謀していた場合は、共犯として責任を問われることもあります。
Q4. 今後の対応
弁護士に正式に依頼し、遺産分割協議書や養子縁組の有効性を確認してもらいましょう。
税理士に相談し、相続税の計算が正確かどうか確認を。
警察や検察に相談する場合は、具体的な証拠(脅迫の記録、書面、音声)が重要です。
精神的負担が大きいと思いますので、信頼できる専門家に全てを委ね、サポートを受けながら冷静に進めてください。
どうか一人で抱え込まず、専門家との連携を深めて進んでください。あなたには正当な権利があります。勇気を持って、前へ進んでください。
長谷川文男 先生
ご教授ありがとうございます。
実家は不動産業で土地建物を多く所有しています。
私が放棄しても同じと教えていただき、
FPと親族の違法性についてますます知りたくなりました。
親族の反応が怖いですが、勇気を出して弁護士さんに相談してみます。
増井誠剛 先生
ご教授ありがとうございます。
その後に相手方の行政書士(証人)が作成した合意契約書によって、相続放棄が成立しています。
「合意契約書には、証人の義務も債務不履行の制裁も書かれておらず、あなたにとって不利益だらけの契約書です。ご親族と行政書士が、あなたにお祖母様の財産を放棄させるためだけに作った悪質な書類です」と弁護士さんから言われました。
私は親族と違って財産への執着心が少なく(私が稼いだお金ではないため)、FPの説明を信じ込んでいました。
私は幼少期から第1子長女であることを理由に親族から暴力暴言を受けて酷使や搾取され、人生を潰されてきましたが、この相続の件で「私が親族から公正な評価や対応をされることは永遠に無い」と知ることができたのは、大きな学びだと思います。
そろそろ、自分のために人生を生きてもいいのではないかなと思いました。
弁護士さんと税理士さんにご相談して、明るい未来の扉を開きたいです。

増井誠剛
このたびは詳細なご状況をお知らせいただき、ありがとうございました。
お辛い経験を経てなお前向きに進もうとされるお気持ちに、深く敬意を表します。
弁護士や税理士の先生方と連携し、より良い方向へ進まれることを心よりお祈り申し上げます。
何かございましたら、いつでもお力になりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
本投稿は、2025年01月08日 10時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。