実家の不動産の法人所有化について
父親所有の不動産を、作成した法人に移して株式を毎年、子に贈与することは相続税対策として有用かどうかについて聞きたいです。
実家に父親所有の土地があり、戸建(借地権として土地貸出、建物は借主所有物)と駐車場として運用しています。
土地の規模が大きいため、相続対策のために子(私含め2人)への資産移転を行いたいと考えています。
不動産を法人化し、株式を父親から子へ毎年贈与することを検討しているのですが、
法人化にあたり、父親から法人への不動産移転が必要になり、登記費用や不動産取得税と、また法人への移転のタイミングで父親に譲渡益が発生し譲渡税が発生し、相当な費用がかかると聞きました。
・相続税対策として、不動産の法人化は現実問題として有用なのか
・ほかによい相続税対策の方法はあるのか
という2点についてご意見を伺いたいです。
よろしくお願いします。
税理士の回答

東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
不動産は、底地の地代収入と、駐車場とのことですが、まずは相続税の試算を行う必要があります。
その相続税が多額の場合には、対策を講じる必要があるかもしれません。
法人化のメリットは、お父様が比較的若い場合は、お父様に対して収益の蓄積を防ぐということです。
いずれにせよ、年齢、資産状況、収益状況などを総合的に判断する問題であり、一概には言えません。仮に、土地を法人所有にした場合、お父様には多額の所得税が発生し、法人には多額の借入が必要になると思われます。
税理士にご相談の上、ご検討下さい。
以上よろしくお願い致します。
ご回答ありがとうございます。
相続税試算はすでに行なったのですが、かなり大きな額でしたので、相続税対策の検討をしております。
やはり複雑な話になりますね。
具体的に税理士様へご相談させていただいた方がよさそうですね。

ご連絡ありがとうございます。
多額の相続税が発生するとのこと。
お父様が健康でお若いのであれば、法人化は検討の余地があります。
そうでなければ、アパートを建築して、すぐに相続税評価を下げるという方法がとられることがあります。
いずれにせよ、資産状況だけでは判断できませんので、早めの相談をお勧めいたします。
本投稿は、2018年10月27日 23時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。