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損害賠償金の請求者間のお金の移動について

2年前に私の父が交通事故により死亡し、娘の私が、賠償金の請求者代理人となりました。請求者は、母と兄、私の3人になります。
私の口座へ、損害賠償金3000万と死亡共済金1000万が振り込まれました。

死亡共済金に対しては、税務署の相談をして、3人で均等にわり贈与税を各々の税務署に納めました。が、まだ私の口座にあります。

請求者間での協議の結果、母に全て渡すことになりました。書面は残していません。

この4月に母名義で不動産を購入予定です。
不動産購入にあたり、不足分があるため、私の口座に母から振り込まれます。

1,私の口座から、預金小切手で母名義の「不動産を購入する。その場合、贈与税になるのか?

2,私の口座から、母の口座へ、この損害賠償金を返すという形で振り込む。そして母の口座から不動産会社の口座へ振り込む。
この場合、私からの贈与にされないか?という疑問点があります。

死亡共済金に対しては、すでに税金は払っているが、各々のお金として考えると、その分を母に渡すと、これも贈与との疑いがでてくるのか?

私は、母のお金なので、問題ないと考えていましたが、お金が口座なり現金なりと動くと、疑われたり、最悪、多額の税金を納めることにならないか心配になります。

父が残した大事なお金です。きちんとした形で使いたいと思っております。
いきなり不動産が動き、バタバタして、きちんとお金の動きを考えていませんでした。

長い文章になりましたが、良きご返答を宜しくお願い致します。

税理士の回答

生命侵害に対する損害賠償請求権は「相続する」とするのが判例の立場ですので、遺産分割の対象となる財産になります。従って、相続人全員の協議の結果、お母様が取得するとされたものであればお母様の財産になるものと考えます。なお、生命侵害による損害賠償金には相続税も所得税もかかりません。(書面は残していないとのことですが、遺産分割協議書の作成をお勧めいたします。)
また、死亡共済金の受取人がどのようなものかが不明ですが、3人で均等に割って贈与税を納付されたとのことですので、3人で3等分されたものといたします。

すると、ご相談者様の口座に振り込まれた金額は次のように考えられます。
・お母様が受け取るべき金額:損害賠償金3000万円+共済金333万円
・お兄様:共済金333万円
・ご相談者様:共済金333万円

上記を前提としますと、お母様が受け取るべき金額が3333万円ありますので、その金額まではお母様の口座に振り込んでも贈与の問題は生じません。また、お母様が購入された不動産の購入資金として不動産屋へ振り込んでも3333万円までであれば同様です。
ご相談者様とお兄様が受け取られた共済金をお母様に渡した場合には、それはお二人からお母様への贈与とみなされると考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。

ご丁寧な回答ありがとうございました。税金は怖いものという感覚の私にとって、ものすごく嬉しいことです。税理士の先生は遠い存在でしたが、頼りになる存在になりました。ありがとうございました。

本投稿は、2016年04月01日 21時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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