脱税発覚後の銀行への影響について
架空仕入れにより数年に渡り2億円以上の脱税をしており、
9/24国税の査察調査が入り発覚しました。
土地・建物購入のため、8月に銀行から3億借入し売買契約締結。10月に引き渡しがあります。
脱税したことを銀行が知った場合、借入の全額返済など求められるでしょうか?
税理士の回答

石割由紀人
契約条件の確認: 融資契約には通常、借り手の財務状況に重大な変更があった場合にはその情報を銀行に通知する義務がある条項などが含まれています。また、財務状態の悪化や不正行為が契約違反(デフォルト)を構成する場合があります。このため、契約内容を詳細に確認することが重要です。
金融機関の反応: 銀行が脱税を知った場合、銀行のリスク評価に影響を与える可能性があります。銀行は貸し倒れのリスクを避けるために、資金の回収を早めることを考慮するかもしれません。しかし、実際の対応は銀行ごとの方針やリスク管理体制に大きく依存します。
全額返済の要求: 銀行が脱税を知った場合、契約違反として全額の早期返済を要求する可能性はあります。ただし、それが直ちに求められるかどうかは、契約の具体的な条項や、それまでの関係、交渉によって異なることがあります。
影響の軽減策: もし銀行が支払いを求めた場合でも、交渉により返済スケジュールの調整が可能なこともあります。また、早急に税務的な問題の解決に取り組み、その進展状況を銀行に報告することで信頼を回復する
本投稿は、2024年09月25日 19時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。