会社の税務調査での副業バレの可能性
初めまして。
会社員をしながら過去に副業をしていました。
確定申告はしっかり行っており、副業分は普通徴収にしており、入力した金額についても間違いはないはずですが、会社に税務調査が入ると聞き、その時にバレないかが不安です。
会社に入る税務調査では、源泉徴収票や給与支払申告書等を見られると聞きましたが、どのように調査するのでしょうか。
個人の確定申告についての内容は触れず、会社にバレることはないのでしょうか。
もしもそこで確定申告の内容が間違っていると気づいた場合には、私個人に連絡が来るのでしょうか。(そもそも会社の税務調査では触れない場合はすみません。)
調査官は守秘義務があるというのは目にしますが、怖くなり質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

石割由紀人
会社の税務調査において、通常、個人の副業収入や確定申告の詳細が会社にバレる可能性は低いです。
1. 税務調査の焦点
- 会社に対する税務調査は、主に企業の税務処理や経理業務が税法に従って行われているかを確認する目的があります。例えば、源泉徴収税の適切な処理や、給与の支払いが適正に行われているかなどがチェックされます。
2. 個人の副業情報へのアクセス
- 一般的に、個人の確定申告の内容については、企業の税務調査の範囲外です。あなたの副業に関する情報は、会社の税務調査の過程で直接参照されることはありません。
3. 副業がバレる可能性
- 副業の情報が会社の調査を通じて知れる可能性は基本的にないです。しかし、会社が何らかの形であなたの副業に関連する情報を持っている場合(過去に会社のリソースを使用した、会社の名前を使ったなど)、会社側が別の形で認識する可能性はありますが、これは税務調査によるものではありません。
4. 確定申告に誤りがあった場合
- 万が一、税務調査中に何らかの理由であなたの確定申告に誤りが見つかっても、その情報は税務署が個別に対処するもので、直接会社に共有されることはありません。通常、個人の確定申告の誤りについては税務署から本人に通知が行きます。
5. 守秘義務について
- 税務調査官は守秘義務を負っています。個人の税務情報が不必要に外部へ流出することは法律で禁止されています。
したがって、あなたが副業について確定申告を正当に行っており、税法に従っていれば、会社の税務調査でそのことが問題になることは稀です。
石割様
項目ごとにわかりやすく丁寧にご回答いただき、ありがとうございます。
企業の税務調査の目的としては、会社自体の支払いが適切に行われているかということであり、個人の確定申告は参照されないとのことで、安心いたしました。
副業については会社に全く関係がないため、安心したいと思います。
確定申告に誤りがあっても、個人に連絡が来るとのこと、承知いたしました。
一つだけ気に掛かっているのが、会社で基礎控除の申告書を提出した際に、給与所得以外も収入があったにも関わらず、副業の金額は記載しませんでした。
副業を含めても基礎控除額自体は変わらず最低ラインの48万円のままで、特に金額が変わることはないのですが、こちらについては指摘はされることはないでしょうか。
もしもリスクがあるとすると、年末調整と確定申告で最終的な基礎控除額が違う場合のみでしのうか。
度々の質問申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
本投稿は、2024年11月15日 21時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。