年末調整、扶養控除等申告書、未提出者について
年末調整について質問です。
数千人の従業員のいる会社で年末調整を担当していますが、扶養控除等申告書を例年未提出の従業員が多々おります。
単純に言うことを聞かなかったり、自分で確定申告するから等の理由で。
こういう未提出者については例年年調未済として処理していましたが、これは×でしょうか。
今年は
確定申告希望者も含めて年末まで勤務している人は必ず年末調整を行わなければならないので全員必ず提出してくださいとしていますが正しいでしょうか?
またそれでも未提出の場合は年調未済にして問題ありませんか?
税理士の回答

長谷川文男
この時期にもらう書類としては、扶養控除等申告書は2年分ではありません。変更がないか確認するだけです。
給与の支払時点で、扶養控除等申告書の提出がない場合、乙欄で徴収、年末調整はしないで正解です。
扶養控除等申告書3年分、来年のためにこの時期に提出してもらう会社が多いと思いますが、あくまで3年分です。
今年は
確定申告希望者も含めて年末まで勤務している人は必ず年末調整を行わなければならない
→厳密には間違いです。年末調整は扶養控除等申告書を提出した者で、その年分の給与の支払い額が2000万円以下の者が対象です。途中入社で、前職の源泉徴収票の提出されない方も年末調整しません。
扶養控除等申告書は、提出できるならば提出した方が良いのですが、提出はその給与所得者の自由です。会社としては、提出の有無にしたがって、処理をすれば良いだけです。扶養控除等申告書の提出は義務ではありません。提出がなければ、毎月の源泉徴収は乙欄で、年末調整は行わないだけです。
本投稿は、2020年12月04日 09時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。