新卒入社後の年末調整に必要な書類について(支払調書含む)
この4月に一般企業に就職した者です。入社後、年末調整のために前職(アルバイト)の源泉徴収票が必要とのことでしたので、準備に当たっています。
ただ、アルバイトを複数掛け持ちしていたため、以下の認識で違いないか、並びに支払調書の扱いについてはどのようにする必要があるのか、ご回答いただきたく質問しました。
当方のアルバイト歴
①飲食店アルバイト
→1~3月はコロナの影響で勤務日数0でした。
②スーパーレジ
③財務系事務
④フリーランスのイベントスタッフ
②③に関しては問題なく源泉徴収票が手に入りました。
①については源泉徴収票の発行がないという認識で間違いないでしょうか?
また、④についてはフリーランスということで、毎年1月下旬に先方から支払調書を発行いただいておりました。
2021年分については来年1月にならないと発行不可なのでしょうか?社内での年末調整用書類受付期日の関係上、可能であれば早めに発行してもらいたいと思っています。
加えて、フリーランスでの仕事を今後も勤務先の休みの日に行う場合、調書発行にどのような影響があるのかも知りたいです。(※勤務先は副業可)仮に3月までの支払調書が発行可能な場合、その後同一雇用先で収入を伴う労働をした場合、支払調書の再発行などの手続きになるのでしょうか?
まとめると、伺いたいことは以下の通りです。
・1~3月に勤務のなかったアルバイトについては源泉徴収票の発行はないという認識で正しいか?
・支払調書は前年度分を1月下旬に発行することしかできないのか?
・4月(入社)以降にフリーランスで労働を行った場合、支払調書発行にどのような影響が出るのか?
・以上を踏まえて、私が年末調整のための申請(社内に必要な書類をすべて提出)を10月までに行えるか?行えない場合、どのような対応が必要か?
質問事項が多くて申し訳ありませんが、お知恵をお借りできると幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
年末調整に必要なものは②及び③です(ご認識のとおり①は不要です)。
④ですが、年末調整の対象とはならず、確定申告での対応となりますので、②及び③とは別扱いとなります。ただし、収入から経費を差し引いた残りが20万円以下であれば確定申告不要です(その場合でも住民税の申告が必要となります)。
なお、支払調書についてですが、提出期限が翌年1月末となっている関係上、発行時期もそうなります。
井田様
ご回答ありがとうございます。
では、②③を提出し、年が越したら2022年1月下旬に発行される④をもとに確定申告という形という流れですかね。
現時点では④は10万円程度で収入より大幅に低いため、次の確定申告の時期には深刻が伴うということを意識しておこうと思います。
④の扱いにつきまして、ご認識いただいたとおり年末調整には関係ありません。源泉所得税が差し引かれており、所得税の申告をすれば還付を受けられることも考えられますので、自分に有利な選択をされることをお勧めします。
なお、申告(所得税あるいは住民税)する際、住民税の徴収に関する欄に自分で納付(普通徴収)とすることで、④の所得については勤務先からの特別徴収の対象外となりますので、参考としてください。
井田様
ご丁寧なご回答、誠にありがとうございました。大変参考になりました。
所得税・住民税の申告の件も存じ上げなかったため、非常にありがたいです。申告の際は意識してみてみます。
本投稿は、2021年04月23日 12時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。