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サラリーマンの副業収入・経費に関して

サラリーマンの副業収入・経費に関して質問させてください。

①副業収入が年300万円以内は雑所得と理解しました。
・開業届を出さない副業でも経費計上可
・副業収入から経費を引いた利益が20万円以下なら確定申告不要
・どこまで経費計上するかは自己判断(例えば家のネット回線費用や作業場所としての家賃を経費とするか等)
間違いないでしょうか。

②副業として旅行、飲食、美容に関するInstagramアカウントをカテゴリー別に運営し、企業案件を受けて収益としようと考えています。

以下項目は経費計上して問題ないでしょうか?
一般的に経費として認められないもの、経費計上する場合は何割程度が妥当など
気をつけるべきものはありますでしょうか。

例えば、アカウント紹介のために宿泊したホテルや購入した化粧品の費用を全額計上して良いか、インスタの紹介だけで良いのか/ブログで詳細記事を書く必要があるのか気になっております。

・アカウントで紹介するために宿泊した宿泊費用/飲食代/化粧品代・美容施術費用
・上記紹介場所に行くための交通費
・勉強のために通ったスクール・セミナー代
・投稿ネタを入手するために購入した書籍代(ホテル、飲食店、化粧品等美容情報の掲載雑誌含む)
・投稿作成に利用する有料アプリの費用
・投稿作成に使うiPadやタッチペンの費用
・カフェで作業をした時の飲み物代
・同種アカウント運営者と情報交換のための飲食費
・アカウントを伸ばすために出稿した広告費
・業務を外部委託した時の業務委託費
・講演やセミナーをする時用の衣装代

③企業から現物提供(無償提供や割引提供、サンプルプレゼント)された場合、定価の何割を経費計上する等必要でしょうか。

④交通費など領収書やレシートがないものは帳簿記録ベースで良いでしょうか。
また、レシートや領収書は現物ではなく写真やスキャン等データ保管でも良いでしょうか。

税理士の回答

①について
「必要経費」とは「収入を得るために直接的・間接的に必要な経費」です。自己判断で計上できるものではなく、収入を得るために必要かどうかの客観的な判断が求められます。

②について
①のとおり、収入を得るために必要な経費かどうかで判断します。
収入獲得にどのような効果を生み出しているのかどうかは説明があって初めてわかるものなので、合理的な説明ができるようにする必要があります。
間接経費についても何割が妥当かどうかが最初から決まっているのではなく、使用状況によって何割となるかということなので、これも合理的な計算根拠が必要になります。

③について
ただでもらったものは原価は0円です。経費に計上しようがありません。

④について
元々領収証が発行されないものは帳簿の記録で必要経費として認められます。
レシート等は現物の保存が必要です。
スキャナ保存も認められていますが、タイムスタンプの導入等厳格なルールがありコストがかかるため、個人・中小企業はコストパフォーマンスが悪くなります。

ご回答ありがとうございます。

運営するのは以下のようなアカウントです。
経費は収入を得るために必要な経費かどうかで判断とのことですが、②に記載した内容は具体的にどこまで経費になると考えれば良いのでしょうか?


「必要経費」とは、
①総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額
②その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額
としか定義されていません。
①は売上原価ですので明らかにわかると思いますが、②については会計上の考え方なので、具体的にこれが該当すると示せるものではありません。事業内容及び人によって異なる場合がありますので、これらを理解したうえで判断するしかありません。

本投稿は、2022年09月21日 00時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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