設計会社の労務費の計上について
建設設計会社を営んでおります。
今まで工事完成基準を採用しておりまして、設計者に対する給与を労務費として処理しており、事業年度の売上高比率で設計案件ごと配賦して棚卸資産などを計算しておりました。このような基準で計上してもいいのでしょうか。
税理士の回答

あまり適当とは言えないと思います。
まず直接労務費(設計案件ごとに直接かかった労務費)を賦課したうえで、賦課できない間接労務費については、売上高基準などの基準により配賦していく、というのが通常の流れだからです。
設計者の労務費は、直接労務費と考えられますので、作業日数あるいは作業時間に応じて賦課していくのが適当だと思われます。
やはりそうですよね。
作業日数ですが、契約期間などで当期分の日数を基準で配賦する流れでいいのでしょうか。

実際に設計者が作業した日数で賦課していくのが適当だと思います。
設計者の一日あたりの労務費は容易に計算できるはずなので、
@一日あたりの労務費×各案件の実際の作業日数
で賦課していくのが、通常だと思います。
本投稿は、2023年05月31日 16時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。