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システム開発におけるプロジェクト管理費(またはPMO等)の資産計上について

システム開発の「プロジェクト管理作業」と「開発作業」は、経費or投資のどちらの扱いになるのか判断が難しく確認です。

システム開発には、プロジェクト管理費と開発費と大きく分かれます。
システム開発プロジェクトの1本の内訳として、プロジェクト管理費と開発費は、構築したシステムの資産に計上されることが、多いかとおもいます。
一方、
「プロジェクト管理作業」と「開発作業」を厳密に分けた場合、「プロジェクト管理作業」は、システム開発に直接関わる作業ではない案件と認識可能になります。または、発注元の担当者のプロジェクト管理支援としての位置付けとも捉えることができます。(ベンダーのプロジェクト管理も含めて、発送元のプロジェクト管理作業に入る)
この場合、「プロジェクト管理作業」は、構築したシステムに資産計上しなくても良いと考えますが、いかがでしょうか。
※発注も「プロジェクト管理作業」と「開発作業」を分けて行います。
また、その場合、そもそも、システム開発案件は、「プロジェクト管理作業」と「開発作業」を厳密に分けて、経費と投資予算を明確に分けるべきと考えますが、いかがでしょうか。

税理士の回答

会計上、税務上ともに無形固定資産の取得価額には、製作に要した費用のみならず、事業の用に供するために直接要した費用の額を含める必要があります。
ただし、製作等のために要した間接費、付随費用等で、その合計額が少額(その製作原価のおおむね3パーセント以内の金額)であるものは取得価額に算入しないことができる費用として規定されています。

そのため、プロジェクト管理費用が、「事業の用に供するために直接要した費用」であるかの判断となりますが、管理費用は開発において概ね不可避で発生する費用であることから、直接要した費用であると言えると思われます。
なお、管理を外部委託せずに、発注元が担った場合においては、発注元で発生した人件費をソフトウェアとして資産計上する必要があります。

以上、本件は税理士によっても見解が分かれる部分ですので、あくまでもひとつの見解としてご認識いただければ幸いです。

本投稿は、2023年07月12日 00時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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