SNSで得た収益の計上方法について
質問させてください。
私は小さなネットショップを営む個人事業主です。
事業の一環でInstagramのアカウントを運営しています。
そこで自社商品の動画をアップしたところ再生回数が伸び、Instagramからボーナスと呼ばれるものをいただけるようになりました。
YouTubeやTikTokで再生回数ごとにお金がもらえるのと同様のシステムです。
こちらが困ったことにドルで支給されます。
例えば7/16〜7/31の期間で回った再生数に応じた額が100ドルだったとします。(この額は8/2とかに表示されますが、推定値であり確定の金額ではないと書かれています。)
その時の為替では1ドル150円だったとしても、振り込まれる8/7には149円とかになっていることもあります。
支払いはPayPalにドルのまま支払われ、そこではじめて日本円で14,900円相当と額が確定します。
この場合はどのように計上すれば良いのでしょうか?
換金後は全てプライベートで使おうと思っています。
振り込まれるまでは売上の確定値を知ることが出来ないので、8/7に金額が確定した時点で
7/31 借方 売掛金14,900 / 貸方 売上14,900
8/7 借方 事業主貸14,900 / 貸方 売掛金14,900
と計上するしかないかと思うのですが、こちらで良いのでしょうか?
不勉強で申し訳ありません。お知恵をお借りできましたら幸いです。
税理士の回答

売上は発生時の為替為替相場で計上するのが適当であり、上記の例で言えば、1ドル150円で売上計上することになります。
7/31
(借方)売掛金 15,000 (貸方)売上高 15,000
100ドル×@150円=15,000円
8/7
(借方)事業主貸 14,900 (貸方)売掛金 15,000
(借方)為替差損 100
振り込まれた金額との差額は、為替差損で処理します。
お忙しい中、早速のご回答ありがとうございます!
為替差損というものがあることをはじめて知りました。とても助かりました。
加えての質問よろしいでしょうか。
PayPalではある一定金額まで達しないと日本円での引き出しに手数料がかかってしまいます。
それで引き出さずに貯め続けていこうと考えています。
いつ引き出すかも分かりませんし(もしかしたら来年以降になるかも)、そのまま海外通販でのプライベートな支払いにあてる可能性もあります。
なので私は振り込まれた日に事業主貸として計上したいと考えているのですが、その際は振り込まれた日の為替で計算して差損を処理すれば良いという理解であっておりますか?
またその後は全てプライベートでの使用なので特に計上する必要はないという理解で大丈夫でしょうか。
本当に不勉強で申し訳ありませんが、ご教授いただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

上記の売掛金が、年をまたいで入金される場合には、売掛金が期末に残ることになるので、当該売掛金を期末日レートで換算することになると思われます。
上記の売掛金が期末日に残っており、その時のレートが1ドル160円であれば、売掛金は1ドル×@160円=16,000円となり、
(借方)売掛金 1,000 (貸方)為替差益 1,000
と処理することになると思われます。
お忙しい中、何度も詳しくお教えくださりありがとうございました!
青色申告になってまだまだ経験が足りませんが、もっと勉強に励んで参ります。
ご教授に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
本投稿は、2024年08月03日 20時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。