外注先との設備貸与について
製造業の会社です。
メッキ加工外注先の品質改善の為、部品を薬品に浸漬させる前処理を行ってからメッキ加工してもらうことになりました。
その為、薬品槽を外注先で購入してもらい120万円の対価を請求してきました。
当社は、120万円の対価を外注加工費で処理し、メッキ加工費用は薬品浸漬処理を行う前と同じ単価で加工してもらいます。
一括で費用処理することに問題はないでしょうか?
設備の所有権は相手先になりますが、そちらも問題ないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

小山登
貴社が外注先の設備代金相当額を負担するのは自社製品の品質改良に寄与するための支出です
これは自社が便益を受けるための支出ですから「繰延資産」として資産に計上し償却計算する必要があると判断します
耐用年数はその設備の耐用年数か、少なくとも5年にはなるでしょう
設備の所有権が外注先に属することは貴社が一括で費用処理せず繰延資産として処理すれば問題ないでしょう
外注先は設備投資を行っても「立替金」で投資額を計上し貴社からの入金額を「立替金」の入金として処理すると思われます
ただ権利関係や加工単価など事実関係を書面で作成し双方が合意した内容を明らかにしておくことですね
ご回答ありがとうございます。
アドバイスもいただき丁寧なご対応で助かります。
本投稿は、2016年08月24日 15時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。