土地取得の経理仕訳
土地を先に購入し、翌決算年度に建物を建てる場合、土地購入の経理仕訳は、建設仮勘定を一旦通してから土地勘定に振り替えるのでしょうか。建設仮勘定科目は建設中の建物や製作中の機械など完成前の有形固定資産に対して使う科目なので、土地は建設仮勘定科目は関係無いのかと思いまして。宜しくお願いします。
税理士の回答
東京都中央区の小林税理士事務所 小林拓未と申します。
土地購入の場合、当初手付金をはらい、残金を現金か、融資がされたあと、残金を支払うといった手順になります。
手付金は、例えば仮払金で処理し、
仮払金/現金預金
残金は通常、引き渡しの時になりますから、残金の支払い時に土地に振替、
土地/仮払金
***/現金預金
という処理になります。
「建設仮勘定」は基本的に、完成前の有形固定資産への支払いを表す科目になりますので、土地の購入には通常使用しないと思われます。
以上よろしくお願いいたします。
回答を頂きまして有り難うございます。
他に土地を削ったり土を盛ったりした場合でも建設仮勘定は通さなくて良いのでしょうか。
埋立て、地盛り、地ならし、切土、防壁工事その他土地の造成又は改良のために要した費用は、土地の取得価額に算入する、とされています。土地は、完成する、しない、というものではありませんので、支出時に、建設仮勘定を通さず、土地とすることが一般的と思われます。
分かりやすいご回答をして頂きまして、有り難うございました。納得いたしました。
本投稿は、2016年10月12日 18時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。