事務所購入(中古マンション)に対する仕分けについて
個人事業主(フリーライター)です。
このたび、自宅とは別に事務所用に中古マンション(昭和59年築)をローンで自己資金約2000万、借入金約2000万円で購入しました。仕入れなどが発生しない業務なので自分でこれまで帳簿をつけてきましたが、3点疑問がでてきました。
1)
不動産の取得、ならびに仲介手数料は経費に算出されないと伺っていますが、下記項目は経費として扱ってよろしいものでしょうか? またその場合、どように仕分けすべきでしょうか?
・司法書士様に払った報酬(所有権移転、抵当権設定の登記作業)
2)
ローン返済は利息返済分のみ経費に算出できるとうかがいました。毎月9万円の返済のうち、7万円が利息です。
この返済を仕分けする場合
借方に
事業主貸 2万
支払利息 7万
貸方に
普通預金 9万
と計上すれば良いでしょうか?
3)
購入した事務所は住宅用マンションなので、耐用年数は47年。1989年に建てられているので、減価償却費の耐用年数は6年という計算でよろしいでしょうか?
以上、どうぞご教示をよろしくお願いします。
税理士の回答

1)
不動産の取得、ならびに仲介手数料は経費に算出されないと伺っていますが、下記項目は経費として扱ってよろしいものでしょうか? またその場合、どように仕分けすべきでしょうか?
全てを土地と建物に、内容ごとに分けます。
土地***借入金***
建物***
その他の仲介手数料・登記費用・抵当権の設定費用も、ないようで・・・
土地***現金***
建物***
・司法書士様に払った報酬(所有権移転、抵当権設定の登記作業)
ローン返済は利息返済分のみ経費に算出できるとうかがいました。毎月9万円の返済のうち、7万円が利息です。
この返済を仕分けする場合
借入金***現金預金***
利息***
とします。
法定耐用年数が47年で、経過年数が31年の中古資産の簡便法による見積耐用年数
(計算)
(1) 法定耐用年数から経過した年数を差し引いた年数
47年 - 31年 = 16年
(2) 経過年数10年の20%に相当する年数
16年 × 20% = 3年
(3) 耐用年数
16年 + 3年 = 19年
になると思います。
宜しくお願い致します。
早々のご返答ありがとうございました。
こちらの勉強不足、ならびに説明不足だったようです。大変すみません。
住宅用ではなく、事務所として100%利用する不動産なら、ローンの返済金を借入金として扱ってよいということですね。
個人事業主の住宅ローンの事例は住居使用が含まれることが多いため、返済金は事業主貸だとばかり思っていました。
非常に参考になりました。ありがとうございました。

事業用100%でも、個人の家のローンでも、
それを事業として、利息を落とすときには
借入金***現金預金***
利息***
事業主分(利息のうち経費にならない部分)***
です。
宜しくお願い致します。
頑張ってください。
本投稿は、2020年06月02日 02時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。