海外仕入れの棚卸評価方法(送料や関税の按分についても最後に仕入れた金額で計算するのか)について
1/15 1ドル=110円でA商品(1個$100)を10個、B商品(1個$200)を5個仕入れ。送料$15、関税1500円。
5/1 A商品が4個売れて、B商品は5個すべてが売れた
10/1 A商品を1ドル=105円でA商品(1個$110)を5個、B商品(1個$180)を10個仕入れ。送料$30、関税3000円。
12/1 A商品が3個売れて、B商品は7個が売れた
12/31(期末)時点でAが8個(1/15仕入れの3個と10/1の最終仕入れの分が5個)、Bが3個在庫(10/1の最終仕入れの分が7個)残っている
とした場合(評価方法は最終仕入原価法)、棚卸の評価は、送料と関税は消費1個当たりで按分で計算して、
B商品は10/1の3個残っており、
商品の仕入れ合計個数は15で、送料$30、関税3000円なので、1個商品につき$2と関税200円が加算され、
($180+$2)*為替105円+200円=19310円 * 3個 = 57930円
になると思います。
A商品は最終仕入単価の$110で、
・A商品
(※1)1/15仕入れ分 1個商品につき$1と関税100円が加算され、
A1個の評価額は1/15の単価$100ではなく最終仕入れの$110円で計算し、($110+$1)*為替110円+100円=12310円 在庫3個で36930円
10/1の最終仕入れ分 ($110+$2)*為替105円+200円=11960円 * 5個 = 59800円
合計評価額は96730円になるのでしょうか?
★確認したいことは、
最終仕入原価法は送料や関税といったものまで最後に仕入れた送料と関税で按分して計算する必要があるのでしょうか?
(※1)の部分の送料$15、関税1500円で按分ではなく、最後に仕入れた10/1 の送料$30、関税3000円で按分して商品の評価額を算出するのでしょうか?
→1/15仕入れ分 1個商品につき$2と関税200円が加算され、
残っているA1個の評価額は最終仕入れの$110円で計算し、($110+$2)*為替110円+200円=12520円 在庫3個なので37560円
合計評価額は37560+59800=97360円
となるのでしょうか。
税理士の回答

★確認したいことは、
最終仕入原価法は送料や関税といったものまで最後に仕入れた送料と関税で按分して計算する必要があるのでしょうか?
最終仕入れ原価法は、最後に仕入れた金額で評価します。
関税も含めて、計算します。
下記であっています。
(※1)の部分の送料$15、関税1500円で按分ではなく、最後に仕入れた10/1 の送料$30、関税3000円で按分して商品の評価額を算出するのでしょうか?
1/15分は考えません。
上記が正しいのですが
竹中は、
下記のようにしています。
期中の仕入れ
a 仕入れ***買掛金***
b 輸入諸掛り費***現金預金*** 関税などを含める
期末在庫は、aで書類を作成して、在庫表を作成
さらに、輸入諸掛り費を 総平均法で期末の在庫に振り分けて、
期末在庫表に、輸入諸掛り費を、のせる。
このほうが、商品の値段と諸掛り費の、比較ができて、将来の分析には約役に立つと思います。
参考にしてください。
本投稿は、2021年01月07日 08時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。