入居者退去時の仕訳。敷金返還や日割り家賃、未使用の原状回復費用について
次のようなケースでの仕訳方法についてお伺いさせてください。
月の途中で入居者が退去したため、敷金+家賃から当月日割り分の家賃と原状回復費用を引いて、入居者へ返金しました。
●内訳
敷金:70,000円
家賃:152,000円
----------------
日割り分家賃:40,533円
原状回復費用:125,413円
●日程
4/8 入居者の退去
4/9 4月分賃料入金(152,000円)※管理会社経由
5/7 入居者への返金(56,054円)
なお、該当の不動産を6月に売却したため、
原状回復費用のための工事は行いませんでした。
4/9ならびに5/7の仕訳はどのようにしたらよいでしょうか?
敷金は5年ほど前に預かっていて、各年の貸借対照表・負債項目に記載しています。
敷金の預かりについてもこのタイミングで何かしらの仕訳を行うのでしょうか?
恐れ入りますが、ご教授のほどよろしくお願いいたします。
税理士の回答

●内訳
敷金:70,000円
家賃:152,000円
----------------
日割り分家賃:40,533円
原状回復費用:125,413円
●日程
4/8 入居者の退去
4/9 4月分賃料入金(152,000円)※管理会社経由
5/7 入居者への返金(56,054円)
なお、該当の不動産を6月に売却したため、
原状回復費用のための工事は行いませんでした。
4/9ならびに5/7の仕訳はどのようにしたらよいでしょうか?
敷金は5年ほど前に預かっていて、各年の貸借対照表・負債項目に記載しています。
敷金の預かりについてもこのタイミングで何かしらの仕訳を行うのでしょうか?
5/7の仕訳
敷金70,000
受取家賃152,000 受取家賃40.533
現金預金56,054
雑収入125,413
4/9は、
現金預金152,000受取家賃152,000
当方の修理代がかかった金額から・・・125,413円を引きます。

北村佳之
竹中先生の補足です。
【4月9日の仕訳】
現預金 152,000 / 受取家賃 152,000円
(通常の家賃入金処理と同様です。)
【5月7日の仕訳】
受取家賃 111,467円 /
預り敷金 70,000円 /
/ 現預金 56,054円
/ 雑収入 125,413円
(本来は日割り後家賃111,467円+敷金50,000円を返還すべきですが、
56,054円の返還で済んでいるため、差額125,413円は雑収入となります。)
同額で原状回復工事をした際には下記仕訳を行い、雑収入と相殺の結果、本来損益は0円となります。
修繕費 125,413円 / 現預金 125,413円
実際には、原状回復工事は行っておりませんので、同額が利益として残ります。
北村様、
補足のご説明、ありがとうございます。
内容が整理でき、すぐに仕訳作業が行えます。
本投稿は、2021年08月23日 13時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。