法人前期決算の仕訳まちがいの修正仕訳方法
法人の前期決算で、投資先(匿名組合)からの入金額に出資元本が含まれているのに、
全額を利益として計上していた事が判明しました。下記仕訳計上されています。
1月15日 諸口 35,000 投資売買利益 35,000
1月15日 普通預金 34,000 諸口 34,000
1月15日 租税公課 1,000 諸口 1,000
実際は、入金34,000のうち、3万円は元本の回収ですので、出資金勘定をマイナスしないと、金額があわなくなるので、今期、どのようにして、修正仕訳すべきか、仕訳を教えて下さい。よろしくお願い致します。
税理士の回答
中小法人の前提で回答します。
修正仕訳 期首 前期損益修正損30,000/出資金30,000
その上で前期の更正の請求を行い、当期申告では前期損益修正損30,000を加算します。
回答ありがとうございます。
当社は社長1人法人で繰越欠損金がかなりあり、
毎年、利益が繰越欠損金で相殺され、昨年も相殺されて、
法人税は、均等割分のみですが、そんな場合でも、更正の請求は
必要でしょうか?
更正の請求は、請求ができるという「できる」規定なのでするかしないかは納税者の判断です。
要するに、更正の請求とは認められれば納税者有利になるものなので、しなければその権利を放棄するだけのことです。
前期分の更正の請求をしなくても、当期の申告で前期損益修正損は加算調整しなければいけません。
本投稿は、2022年05月17日 11時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。