開業前に購入した中古車の減価償却について
開業前に購入した中古車の減価償却について。2018年12月初年度登録の普通乗用車を2021年3月に中古で購入しました。2023年1月に個人事業主として開業し、今現在仕事とプライベートでその車を使用しています(家事按分50%)中古で購入した金額は2,422,565円でした。会計ソフトに減価償却資産で登録する際の登録の仕方を教えてください。
税理士の回答
ご記載の金額が車両の取得価額の前提で回答します。
1.事業供用日の未償却残高
➀耐用年数 6年×1.5=9年
➁➀の旧定額法償却率 0.111
③非業務期間(2021年3月~2022年12月・1年10カ月→6カ月以上の端数切上げで2年)の償却費 2,422,565円×0.9×0.111×2年=484,028円
➃2023年1月事業供用時の未償却残高 2,422,565円-③=1,938,537円
2.2023年の減価償却費
⑤中古資産の経過年数 2018年12月~2021年2月→27カ月
⑥中古資産の簡便法による耐用年数 (6年×12-27カ月)+27カ月×0.2=50.4カ月→4年2.4カ月→1年未満切捨てで4年
⑦⑥の定額法償却率 0.250
⑧減価償却費 2,422,565円×0.250×12カ月/12カ月=605,641円
⑨2023年12月末の未償却残高 ➃-⑧=1,332,896円
3.2023年の必要経費算入額
⑧×50%=302,820円
会計ソフトの減価償却資産の登録は上記を当てはめてください。(個々の会計ソフトの操作方法はレクチャーできません)
ご丁寧な回答ありがとうございました。度々申し訳ありませんが、売買契約書を見ると支払金のトータルには車両本体価格の他に点検整備やナンバー変更、車庫証明などの諸費用、自賠責や収入印紙代など様々な費用が入っていました。減価償却で計算する時の取得金額にはどこまで含めた金額になるのでしょうか?
リサイクル預託金、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は取得価額に含みません。
自動車取得税、検査登録代行費用、車庫証明代行費用、庫証明法定費用は取得価額に含めるかどうかは納税者の選択です。
納車費用、オプション品は取得価額に含めます。
大変よくわかりました。ありがとうございました。
本投稿は、2023年11月29日 22時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。