車購入した場合の帳簿のつけ方についてお聞きしたいとかがあります。
今年の4月に車を購入したのですが未だに帳簿のつけ方で頭を悩ましております。
仕事用とプライベート用で分かるので家事按分で帳簿をつけようと思うのですが車両代やその他の諸経費を買った年に一括で経費に入れても大丈夫なのでしょうか?
ちなみに分割ではなく一括で購入致しました。
新車で買ったのですが減価償却では6年なので帳簿をつけるとかも6年に分けてつけるべきなのでしょうか?
一括で帳簿をつけるべきなのか、6年に分けてつけるべきなのか、もしくは減価償却の計算の書類に書くので帳簿にはつけなくていいのかどうしたらいいか全くわかりません。
初歩的な内容で恥ずかしいのですがご教示くださいませ。
税理士の回答

固定資産の購入のために要した費用はすべて減価償却の対象となります。ただし、自動車取得税、登録のために要する費用等は固定資産の取得価額に算入しないことができます。
以上より、車両購入時は以下の仕訳となります。
(勘定科目は参考です。)
<購入時>
・車両本体・ナビ等のオプション⇒車両運搬具/課税取引
・自動車所得税、自動車重量税⇒租税公課/不課税
・自賠責保険料⇒保険料/非課税(2年超分は前払費用/不課税に計上)
・検査登録手続代行費用⇒支払手数料/課税
・車庫証明手続代行費用⇒支払手数料/課税
・預り法定費用⇒支払手数料/非課税
・預りリサイクル⇒預託金/不課税
<決算時>
減価償却費用の計上
※耐用年数に応じて毎年均等額の減価償却費を計上します。
※減価償却の計算に記載するとともに収支計算書にも減価償却費の合計額を記入します。
中田先生、ご丁寧に分かりやすく返答頂きありがとうございます。
質問を投稿させて頂いてから自分なりに色々調べてみたのですが収支報告書には車両を購入した年に全額記載した方がよろしいのでしょうか?
それとも決算時と合わせて6年に分けて収支報告書も記載するべきなのでしょうか?
購入した年に全額記載してしまうと決算時に記入する減価償却費との数字が合わなくなってしまうのではないのかな?て思ったりして分からなくなってしまいなかなか解決に至りません。
収支報告書に記載する金額と決算時の減価償却費の金額は合わせた方がよろしいのでしょうか?それとも合わせなくてもよろしいのでしょうか?
度々の質問になりますがよろしくお願い致します。

収支報告書(白色申告)は費用項目のみを記載します。
(車両の計上は資産項目なので、青色申告をしない場合は、無視していただいて結構です)
そのため、1年分の減価償却費の合計を収支報告書に記載し、これを6年間継続して記載することになります。毎年の金額は償却資産の計算表と一致させる必要があるので、ご確認下さい。
とても分かりやすく説明して頂きありがとうございます!
先生の知恵をお貸し頂き誠に有難うございます。心より感謝申し上げます。
お忙しい中失礼致します。
質問させて頂いてから自分なりに考えて仕訳してみたのですが分からないことあるので再度お尋ね致します。
車両運搬具 2156420/ 現金 2156420
租税公課 76940/ 現金 76940
事業主貸 76940/ 現金 76940
支払手数料 29430/ 現金 29430
事業主貸 29430/ 現金 29430
保険料 18390/ 現金 18390
事業主貸 18390/ 現金 18390
リサイクル預託金 5670/現金 5670
事業主貸 5670/現金 5670
決算時1年目
減価償却費 120040/車両運搬具 240081
事業主貸 120041
青色申告で深刻しておりまして現金出納帳に記載する時に車両運搬具を家事按分せずに一旦全額記載して、決算時に家事按分して記載したのですが合ってるのでしょうか?
事業主貸/現金て仕訳が何か違和感を感じるのですがこれは決算時に事業主貸/租税公課のようにつける方が正しいのでしょうか?
あと、減価償却費を計算して出した時に今年度分が家事按分した時に1円多く出てしまうのですがこれは事業主貸につけたのですがいいのでしょうか?

事業主貸/現金て仕訳が何か違和感を感じるのですがこれは決算時に事業主貸/租税公課のようにつける方が正しいのでしょうか?
⇒事業主貸/現金の仕訳ですと、現金が2度流出することになります。そのため、事業主貸/租税公課のように、経費を個人に付け替える処理が正しい仕訳です。
減価償却費を計算して出した時に今年度分が家事按分した時に1円多く出てしまうのですがこれは事業主貸につけたのですがいいのでしょうか?
⇒端数のルールは特にないので、毎年同様の方法を継続されればよろしいかと思います。
なるほど!
お忙しい中ご返答いただきありがとうございました。大変勉強になりました。
本投稿は、2019年10月21日 22時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。