リース債務を通信費で処理し、減価償却を全く行っていなかった場合、どうすればいいのか
個人事業として店舗運営をしています。
青色申告納税者、確定申告は自分で行っております。
数年前に総額百数十万円のソフトウェアを導入しました。
月額数万円×3年払いの契約です。
本来であれば、ソフトウェアを導入した年に、
リース資産 X,XXX,XXX/リース債務 X,XXX,XXX
リース債務 XXX,XXX/ 普通預金 XXX,XXX
減価償却費 XXX,XXX/ リース資産 XXX,XXX
(減価償却費=ソフトウェア総額X,XXX,XXX÷60ヶ月×その年の月分)
と計上しなければいけなかったと思うのですが、当時私自身に減価償却という知識がなく、そのソフトウェアの毎月の支払いを通信費として計上して申告してしまっておりました。
通信費 XXX,XXX / 普通預金 XXX,XXX
現状、このソフトウェアをリース資産として計上もしていない状態です。
また、すでにこのソフトウェアを導入してから3期分経過してしまいました。
最近になって、この会計処理が間違えであったことに気付いたのですが、どう修正申告すればいいのか分からず悩んでおります。
また、現在の個人事業を来年法人化する予定なのですが、このソフトウェアは使う予定がないので、今年の12月に処分しようと思っているのですが、リース資産として計上をしてしないので、どう処理すればいいのか考えあぐねております。
減価償却もせず、全額を通信費として計上してしまっていることから、結果的に経費過大になっていて、現状過少申告になってしまっていると思います。
(1年間の減価償却費が約20万円くらいなのに対し、通信費として計上しているのが約40万円です)
税金の支払いが不足している分はきちんと払っておきたいと思うのですが、現状をどう処理するのが正解なのか分からず困ってしまい、相談させて頂きました。
プロの方にご教示頂けますと有難く存じます。
どうぞ宜しくお願い致します。
税理士の回答

仕訳は間違っていません。
どちらの仕方でもよいことになっています。
①リース資産にして、定額に償却しようが、
②毎月支払われるリース料(科目は何でもよいです)にしようが、
③年間の経費は同じになります。
④償却費にして20万で、通信費にして、40万というのが納得がいきません。・・・同じ金額になります。
⑤リース契約は、中途で解約しても、残りの金額を支払うことになっていますよね。
⑥解約したときに、相手方に支払う金額が、
雑損失***現金預金***
です。
⑦プロが、仕訳する場合には、
リース資産***リース負債***
ですが、その後の処理がむつかしくなります。・・・使わないほうが良いです。
⑧減価償却の期間が間違っているので、仮に計算した、減価償却費が、少なくなっていると思われます。
税金の計算も間違っていません。過少ということもありません。安心ください。
⑨今までが、間違っていなかったと、自信をもって、良いです。
よろしくお願いします。
と仕訳をしても、間違いませんが
普通の方
はリース料***現金預金***
のほうをお勧めします。
大変分かりやすく丁寧なご回答誠に有難うございました。
過少申告していないことが分かり、安心致しました。
また、リース料***/現金預金***という仕訳方も教えて頂き、誠に有難うございました。
しっかり勉強し、納税していこうと思います。
この度は誠に有難うございました。

回答が的を得ていて、良かったです。
安心もしました。( ^)o(^ )
今後とも、よろしくお願いします。
本投稿は、2020年05月23日 14時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。