住宅ローン減税及び減価償却費の計算について
恐れ入りますが、どうかご教授頂けないでしょうか。
①今年、個人の売主の方から、中古戸建を購入いたしました。
夫婦でペアローンを組み、私が2,500万円、妻が1,500万円とします。
融資実行も経て、これから長い長い住宅ローンの支払いが始まります。
現在、妻は育休中でもあり、今年の年収は100万円を下回るのですが、
住宅ローン減税を受けるにあたって、年内と年明けのいずれで引越・
入居した方が得になるということはございますでしょうか。
妻は来年4月より復職予定とします。私の年収は、今年も来年も700
万円、妻は来年350万円とします。
※ほかの住宅ローン減税の適用要件は全て満たしております。
また、確定申告の時期については、年内入居した場合は、来年の2・
3月頃、来年入居であれば、再来年の2・3月頃に行うということで
合っておりますでしょうか。
②さらに、合わせて、ご教授いただけないでしょうか。
現在のマンションは持ち家となりますが、引越後、賃貸に出す予定
です。マンションは今年で築10年とします。私自身、開業届を行い、
青色申告もしようと考えておりますが、減価償却費はどのように
計算すればよいのでしょうか。
※マンションはRC構造で、私自身が新築で購入したものです。
上記の①と合わせて、年内に新居へ入居し、また、現住居を賃貸
募集開始とすれば、今年の不動産所得はゼロであるものの、減価
償却費等の経費を計上し、給与所得とあわせ、来年の確定申告で
節税はできるのでしょうか。
拙い説明で申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

奥谷誠
①につきまして
奥様とご本人様との共有による住宅ローン控除との事でよろしいでしょうか?
この場合、今年入居されますと、奥様の収入があまりないため住宅ローン控除のメリットがあまり受けられないかと思われます。
来年ですと奥様の収入も増えますので、来年入居の方がよろしいのではないでしょうか。
②について
今まで居住用として使用していたマンションを不動産賃貸(業務用)に転用するとの事ですので、今までの減価部分は通常の1.5倍の耐用年数で計算します。
国税庁のホームぺージから「タックスアンサー」№2018号をご参照ください。
なお、減価償却費の計算に当たっては、事業開始の時期からとなりますので、1年分の経費計上はできません。
このため、赤字となる金額はあまり大きな金額ではないと考えられます。
本投稿は、2020年10月31日 22時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。