減価償却の方法について質問です。
昨年、賃貸している店舗の改装を行いました。
かかった工事代金と備品を減価償却することになると思いますが、そこで質問があります。
美容室なのですが、購入した備品は以下になります。
鏡4面 158760円
イス4脚 120096円
シャンプー台 93528円
シャンプーイス 138240円
これらはすべてを、まとめて「工具・備品」として、トータルの値段510624円を減価償却すればよいのか、個別に減価償却すればいいのかわかりません。
また、設備工事の費用、
電気配線設備工事 150120円
水道給排水設備工事 129600円
看板 70200円
可動できない間仕切り(木造) 213385円
この費用はどのように区切って減価償却すればよいのでしょうか?
よろしくおねがいします。
税理士の回答
資産計上する場合の価格の判断は、セットで使用する物に関しては「1組」でいくらかで判定します。例えば応接セットのような場合には、テーブルと椅子は別々では使いませんので、全体で1組と考えて会計処理することになります。
その考えで整理しますと、シャンプー台とシャンプー椅子は恐らくセットで使うものかと思いますので、2つで1組と考えます。合計すると10万円を超えますので、1組の固定資産として減価償却する必要があります。
鏡4面と椅子4脚はどうでしょうか。数が同じですのでそれぞれがセットと考えられそうですが、1組当りの金額にすると10万円未満になりますので、こちらは消耗品費で処理しても良いかと思います。
電気配線設備工事、水道給排水設備工事、間仕切り工事は、建物付属設備として個々に減価償却の計算が必要になりますが、看板は10万円未満ですので消耗品費で宜しいと思います。
宜しくお願いします。
このたびは丁寧なご回答ありがとうございました。
とてもわかりやすく、すぐに理解できました。
ありがとうございます。
本投稿は、2017年02月28日 13時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。