アパレル商品の仕訳と原価計算について
アパレル商品の取り扱いを始めた法人です。
下記の仕入をしました。
・Tシャツ 40枚 72320円
・Tシャツの版代 3300円(今後も繰り返し使用できるもの)
・ブランドタグ 200枚 25971円
・ブランドタグの送料 880円
※ブランドタグは200枚作成しましたが、今回は40枚しか使用せず後日使用します。
仕訳の際の勘定科目は下記で問題ないでしょうか?
・仕入 72320円(Tシャツ 40枚)
・消耗品 3300円(Tシャツの版代)
・仕入 5194円(ブランドタグ40枚分)
・貯蔵品 20777円(ブランドタグ 今回使用しない160枚分)
・仕入 176円(ブランドタグの送料 ※40枚分で計算)
・●● 704円 (ブランドタグの送料 ※今回使用しない160枚分で計算)
1枚あたりの仕入原価を把握したい為、ブランドタグの送料も1枚あたりで計算をしているのですが、この仕訳で正しいか、また●●の勘定科目がわかりません。
仕入にはせずに、通信費など販管費で処理した方が良いのでしょうか?
また、ブランドタグ 200枚 25971円は1枚あたり129.855円となるのですが、このように小数点以下が発生してしまう場合、仕入原価の計算で小数点以下はどのようにすればよいのでしょうか?
切り捨てで計算すると、PLが数円ずれてしまいます。
合計が合うように、200枚のうち何枚かは小数点を切り上げるなど調整して問題ないものでしょうか?
無知でお恥ずかしいですが、ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

ブランドタグの送料は、仕入に係る付随費用なので、仕入原価に算入する必要があります。
①まず、いったんすべての商品について仕入を認識します。
(借方)仕入 25,971 (貸方)買掛金 25,971←200枚分
(借方)仕入 880 (貸方)買掛金 880←送料
②次に、売れ残った商品の原価を棚卸遺産に振り替えます。
(借方)商品 21,440 (貸方)仕入 21,440
(25,971円+880円)÷200枚=134.255円⇒134円(小数点以下四捨五入)
134円×160枚=21,440円
税金計算においては切り捨て、というルールがありますが、商品単価の計算に特にこれといったルールはありません。少々のずれはやむを得ないので、調整しても問題はないように思います。
期末に余った分を振り替えすれば良かったのですね。
ご回答ありがとうございました。よく理解できました。
本投稿は、2024年06月01日 22時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。