工場稼動前の経費の経理処理について。
当方、卸売業を行っておりますが、この度製品製造業部門を立ち上げ、その工場を建設いたしました。
3月決算で、工場稼動は4月(翌期)になるのですが、決算日前までにかかった工場の電気代や備品類の購入日などは、工場稼動の翌期に経費計上すべきでしょうか?
その場合、「開業費」で繰り越してよいものでしょうか?
ご教授の程よろしくお願いいたします。
税理士の回答

こんにちは。
すでに会社は営業されている状態で、新しい工場を建設されたという前提で記載いたします。
すでに会社は営業されているため、開業費勘定を使用するのは適切でないと考えます。
したがって、電気代等発生した費用はあくまで発生した時期に計上するのが適切と思います。したがって、3月末までの電気代等は2018年3月期の費用計上が妥当と考えます。
なお、備品など固定資産ですが、期末までに事業に供していればその日をもって本勘定に計上のうえ、減価償却を行います。未稼働の場合は建設仮勘定に計上のうえ、稼働日をもって本勘定に振り替え、そこから減価償却という流れが妥当と考えます。
以上、よろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございました。
本投稿は、2018年03月30日 14時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。