ハンドメイドの材料は全て消耗品費で良いか?
個人事業主として青色申告でハンドメイドとは全く関係のない技術職をしています。
最近ハンドメイドに興味が湧き、ごく小規模で作品制作と販売を始めようと材料を買い始めました。
内容はシリコンを用いたデコレーションカードケースの作成です。
メイン素材はシリコンシーラント、硬質カードケース、デコレーションパーツで、全て「消耗品費」として計上していました。
年末近くなり確定申告が近づいてきたため改めて調べたところ、
ハンドメイドの素材は材料費として計上する。また、仕入れ額(購入額)ではなく売れた材料費のみ費用に適用される。と解説しているページがあり、不安になりました。
シリコンもデコレーションパーツも◯グラム◯◯円という形で購入しており、一つの作品を仕上げるのにかかる費用がバラバラになるため、一つ作品を仕上げるたびに「この作品の原価はシリコン◯グラムにパーツを◯個で◯円になる」と算出するのが非常に難しいのですが、こういった場合はどのように勘定科目をつけて処理をするべきでしょうか?
規模としてはごくごく小規模かつ赤字前提、素材の費用も年間でせいぜい数万円程度の規模ですが「消耗品費」として処理をしても問題はないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
はじめまして!公認会計士・税理士の清水と申します。
結論から言うと、ごくごく小規模ということでしたら(今回のケース)、重要性がないため、消耗品費として落とす処理が一般的かと思います。
なお、計算する場合を説明すると、たとえば食品工場を想像してください。一回の食品に対して使用した醤油の量、塩の量を、いちいち計測して帳簿につけることはしません。その場合にどうやって計算するかというと、
■購入
100kg、100,000円の塩を購入(塩の相場が分からないため適当に書いています)
■消費
たくさん食品を作る
■決算日
決算日に棚卸したところ、20kgの在庫があった=棚卸資産20,000円、売上原価80,000円
清水様、とてもわかりやすいご回答ありがとうございました!
安心して確定申告に臨めそうです。
計算する場合の例も参考にさせていただきます。
重ね重ね、ありがとうございました。
本投稿は、2025年12月12日 20時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







