人材派遣費の負債勘定科目は未払費用or買掛金どちらが適切でしょうか?
こんにちは。
人材派遣会社が他の会社に支払った人材派遣費の相手科目について教えていただけたらと思います。
未払費用と買掛金で悩んでいます。原価に関連しないので未払費用だとは思うのですが、毎月継続して支払っていて売上に直結するという意味では買掛金でも良いのでは?と悩んでいます。
どちらが適切でしょうか?
どうぞ宜しくお願いいたします。
税理士の回答
【結論】
ご質問の記載から、毎月の派遣サービスを継続して受け、月ごとの利用分を後払いしている前提では、未払費用が自然です。人材派遣費が売上に直結していても、この点だけで買掛金になるわけではありません。
【理由】
未払費用は、継続的な役務提供を受け、すでに当月分の費用が発生しているものの未払いの場合に用いる科目です。例えば月末に8月利用分が未払いなら、(借)人材派遣費/(貸)未払費用 とします。
一方、契約・請求書・社内の経理規程上、その会社への派遣費を通常の仕入取引として継続して買掛管理している場合は、買掛金で統一する運用もあり得ます。原価にするか販管費にするかとは別の判断です。
迷われるところですが、科目名よりも取引実態に沿って毎月一貫して処理することが大切です。
次の手順として、①契約書で「月額・時間単価の役務提供後払い」かを確認し、該当すれば未払費用、②請求書と支払予定表で既に買掛金として仕入先管理しているかを確認し、していれば買掛金で統一、③月末未払い分を計上しているかを確認してください。
結論としまして、派遣スタッフの業務目的によって適切な科目が異なります。
買掛金とするのが適切な場合
「売上に直結する」とのことですので、売上を構成する業務(例:自社の顧客へ派遣するスタッフを他社から調達している場合など)であれば、主たる営業取引から生じた債務として「買掛金」(費用は売上原価)とするのが適切です。
未払金(未払費用)とするのが適切な場合
自社の事務作業など、売上に直接紐づかないバックオフィス業務(販管費)のための派遣費用であれば、「未払金」や「未払費用」で処理します。
業務の実態に合わせてご判断ください。
今村先生
ご回答ありがとうございました。
「契約書で月額・時間単価の役務提供後払いかを確認」と教えていただいたので確認しました。先生の仰るように未払費用の内容でした。
当たり前にしている仕訳の意味に対して理解が甘いと実感したので、今後も注意していこうとおもいます。
ありがとうございました!
能登路先生
主たる営業取引から生じてはいるのですが、請求書を確認したところ未払費用処理の可能性が高いとわかりました。業務の実態だけで買掛金かと考えてしまったのですがもっと細かく確認しなくてはならないのですね・・・
勉強になりました。
先生ご回答ありがとうございました。
今村先生、能登路先生、ありがとうございました。
本投稿は、2026年08月10日 13時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







