海外ECで販売した商品の販売から国内銀行送金までの仕訳について
個人事業主で海外ECで小売をしております。
ECサイトで売上(USドル)が発生し、数日後にペイオニア(Payoneer)という売上代金受け取りサービスに入金されます(USドル)、ペイオニアから国内銀行に円で引き出す際、手数料が発生します。仕訳としては、下記の1~3を行うことと思います。
1. 売上(売掛金)が発生した日
売掛金110円/売上110円(当日の為替レート)
2. ペイオニアへの入金日
預金(ペイオニア)108円/売掛金110円
為替差損2円(当日の為替レート)
3. 国内銀行への送金日
預金(国内銀行)105円/預金(ペイオニア)108円
支払手数料2円
為替差損1円
ここで質問なのですが、売上がペイオニアに入金される際、ドルの増減はありませんので、海外ECサイトとペイオニアを一体と見なし、上記2の仕訳(ペイオニアへの入金日の仕訳)を省いて、例えば下記のように仕訳しても問題ないでしょうか?
1. 売上(売掛金)が発生した日
売掛金110円/売上110円(当日の為替レート)
2. 国内銀行への送金日
預金(国内銀行)105円/売掛金110円
支払手数料2円
為替差損3円
アドバイス頂戴出来ますと幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
税理士の回答

個人的見解になりますが、おっしゃるような下段の仕訳で問題ないものと思われます。
文面を読む限り、ペイオニアの入金額は、国内銀行に引き出さないと使えないと思われることから、預金とするのは適当ではなく、またペイオニアの残高は貴殿の支配下にはないと思われえることから、そのの動きまで記帳する必要性はない、と考えられるからです。
唐澤先生
早速ご回答頂き、ありがとうございます。
「支配下にない動きまで記帳する必要性はない」とのご指摘、ものすごく腑に落ちました!
「ペイオニアの入金額は預金とするのは適当ではない」とご教授頂きましたので、上記1の仕訳のように、「売掛金」または「未収金」で対応しようと思います。
唐澤先生、ご的確なアドバイス本当にありがとうございました!
本投稿は、2021年08月01日 15時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。