勘定科目内訳明細書の記載内容について
初めての決算を迎える法人です。
勘定科目内訳明細書の記載のしかたを教えて下さい。
①買掛金(未払金・未払費用)の内訳書
月末締めの翌月20日に役員報酬の支払いをしています。
決算の時に、1ヶ月分の役員報酬の未払費用が計上されますが、
「買掛金(未払金・未払費用)の内訳書」の「取引先名」・「摘要」のところに具体的に何と記載すればよいのでしょうか?
また、賞与の未払ではないので、その下の「未払役員賞与」の欄は使用しなくてよいでしょうか?
②仮受金 (前受金・預り金) の内訳書
源泉所得税預り金の内訳について
納期の特例を受けていますが、発生した時期に分けて記載するのでしょうか?
「支払年月」とはいつのことでしょうか?
税理士の回答

波多野暁生
未払金・役員給与と記載すれば良いと思います。
源泉所得税については、源泉対象の給与の支払い時期をそれぞれ記載すればOKです。
ご回答いただきありがとうございます。
①買掛金(未払金・未払費用)の内訳書
取引先名は空欄でもよいのでしょうか?
「役員」または「役員の個人名」など記載が必要ですか?
②源泉所得税預り金の内訳について
「支払年月」は「源泉対象の給与の支払い時期」とのことですが、
月末日に未払計上(源泉所得預り金も含む)して、翌20日に支払っている場合、
実際に支払った月を記載すると、決算月の源泉所得税が計上できなくなります。
「源泉対象の給与の支払い時期」とは役員報酬を未払費用として計上した日のことですか?
自分の理解が及ばなくて恐縮なのですが、ご教授いただけますと幸いです。

波多野暁生
①については、役員の個人名を記載して、未払役員報酬としてはいかがでしょうか?
②については、支払をして、実際に源泉をした日となると思います。
源泉で計上した預り金の内訳明細なので。
よろしくお願いいたします。
ご返信ありがとうございます。
恐れ入りますが、確認させてください。
②につきまして、毎月月末に
役員報酬/未払費用
/預り金(源泉所得税)
という仕訳をして債務を確定させています。
支払は翌月ですが、月末時点で確定債務となるため、
先生のおっしゃる「実際に源泉をした日」とは月末ということでしょうか?
飲み込みが悪くて申し訳ございません。
お手数をおかけしますが、ご返信いただけますと幸いです。

波多野暁生
源泉徴収は給与等を実際に支払う際に行いますので、原則として支払われるまでは源泉徴収は行われないこととなります。
したがって、本来は役員報酬/未払金として仕訳をすべきかと思います。
何度もご返信いただき誠にありがとうございます。
源泉徴収のタイミングは、原則は役員報酬の支払い時となっているのですね。
まったく私の認識不足で、大変お手数をおかけしました。
実務上は「未払費用」を計上した時点で源泉徴収するケースもあるようですが、
月末時点で確定債務として、内訳書に源泉所得税を記載することは問題になりますか?
毎月月末におこなっていた仕訳を計上し直したほうが良いでしょうか?
何度も質問して申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

波多野暁生
お世話になります。
確かに実務上は未払金の計上時点で、預り金を計上することもあるかと思います。
個人的には、月末時点で確定債務として、内訳書に源泉所得税を記載することは、特に問題にはならないと考えます。
よろしくお願いいたします。
波多野先生
お忙しい中、ご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。
先生からご教示いただいたおかげで、理解を深めることができました。
貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。

波多野暁生
ベストアンサーをいただきありがとうございました。
本投稿は、2022年01月21日 20時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。