税理士ドットコム - [勘定科目]クラウドワークスで外注したときの仕訳について - ①仮払い時に、事業用の普通預金から振り込んでいる...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 勘定科目
  4. クラウドワークスで外注したときの仕訳について

クラウドワークスで外注したときの仕訳について

当方青色申告の個人事業主です。
2019年にクラウドワークスを通じて数度ライターさんに外注をしたのですが、その際の仕訳が誤りであったのではないかと心配しております。

質問①
クラウドワークスでは先に依頼者がクラウドワークスに入金し、システム上で仮払いとして登録された後に業務開始となります。その後、納品、検収を経てライターさんへ支払われる仕組みです。

そのため以下のような仕訳をしていたのですが、最近になって誤りだったのではないかと…。誤りである場合、正しい仕訳を教えていただけると幸いです。

仮払い時 前払金/事業主借
ライターさんへの支払い時 外注工賃/前払金


質問②
またもう一点ご質問で、キャンセル時の仕訳など必要でしたでしょうか。

一度契約後に相手都合のキャンセルが行われ、ライターさんへの支払いなしで仮払金が返金されました。
この返金分はクラウドワークス上に保管され、出金か次回の仮払い時に充てられる仕組みになっており、私は別の方との契約時に充てています。

ライターさんへの支払いは行われず手元にも戻ってきていないため(請求書や領収書の発行もありません)、このキャンセルについてはとくに仕訳をしておりません。

そしてその後別の方と次の契約をしたときに、上記と同じ【仮払い時】前払金/事業主借 【ライターさんへの支払い時】外注工賃/前払金と仕訳をしていました。

ただ今になってキャンセル時の仕訳が必要だったのではないかと気付きました。
必要であればどのような仕訳になるのでしょう。


質問③
上記2つの質問ともに、2019年分の帳簿になります。今から直すには修正仕訳が必要かと思いますが、どう修正仕訳すべきでしょうか。


長々と申し訳ございませんが、どなたかアドバイスしていただけると幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

税理士の回答

①仮払い時に、事業用の普通預金から振り込んでいるわけではなく、個人の口座から振り込んでいる、ということであれば、仕訳は、おっしゃる通りで問題ないと思います。


②キャンセル時の仕訳は必要ないと思います。

 別のライターさんへの支払いに充て、貴殿にはお金は戻ってこない以上、仕訳を起こす理由がないからです。

 別のライターさんへの支払い時に、前払金がきちんと消えていることが確認できれば、なんら問題ないと思います。


唐澤先生、この度はお忙しい中ご返答いただきましてありがとうございました。

①仮払い時に、事業用の普通預金から振り込んでいるわけではなく、個人の口座から振り込んでいる、ということであれば、仕訳は、おっしゃる通りで問題ないと思います。


こちらなのですが再度照らし合わせて確認したところ、実際の振り込み日ではなく、クラウドワークス上で自動発行される発注書に書かれた契約開始日で仕訳しておりました。
確認不足で二転三転してしまい申し訳ございません。

そのため正しくは以下のように仕訳していたのですが、この場合でもこの仕訳で問題ないでしょうか。

契約開始日 前払金/事業主借
ライターさんへの支払い時 外注工賃/前払金

なおご指摘いただいた通り支払はプライベート兼用の口座で、事業用口座を持っていないためいつも事業主勘定を使用しております。


②キャンセル時の仕訳は必要ないと思います。


こちらですが、上記記載の通りもともと口座から振り込んだ日ではなく契約開始日の日付で仕訳しておりました。
そのためキャンセルされた契約自体の仕訳をしておりませんでした。

たとえばなのですが、1月1日に1000円を振込み、1月2日から契約開始となると、1月2日に「前払金/事業主借1000」と仕訳をしています。その後通常であれば納品時に「外注工賃/前払金1000」と仕訳します。

ただこの契約がキャンセルされたときはそもそも1月2日の契約開始日の仕訳をしておらず、2月2日に別の方と同額で契約した際に「前払金/事業主借1000」、この方が納品してくれた日に「外注工賃/前払金1000」と書いている形です。

そのため二重で計上という形にはなってはいないので大丈夫な気もするのですが、これでも問題ないでしょうか。


説明が上手くいかずわかりにくくて大変申し訳ございませんが、もしお時間がありましたら教えていただけると幸いです。
よろしくお願い申し上げます。


(借方)前払金 ××× (貸方)事業主借 ×××

の仕訳は、振り込み時にしたほうがよいかと思います。


・1月1日振り込み時
(借方)前払金 1,000 (貸方)事業主借 1,000

・2月2日契約開始日
仕訳なし。

・支払時
(借方)外注工賃 1,000 (貸方)前払金 1,000

としたほうがよいかと思います。


唐澤先生、詳しくありがとうございます。
振込時にすべきなのですね。
よくわかりました。

それから最後にもう一点だけご質問なのですが、この仕訳をしているのは過去の2019年分なのですが、今から修正仕訳などは必要でしょうか。

それとも次回外注時から教えていただいた仕訳をすれば問題ないのでしょうか。

重ね重ね申し訳ございません。
よろしくお願い申し上げます。

令和2年分の修正をするまででもないと思います。

軽微な誤りであり、所得金額に変わりはないと考えられるからです。

唐澤先、重ね重ねご回答いただきましてありがとうございます。
2019年分の修正は不要とのことで、安心しました。

次回外注することがあれば、今回教えていただいたとおり振込時で仕訳していこうと思います。

調べても自分では判断がつかず困っていたため、本当に助かりました。

この度は本当にありがとうございました。

本投稿は、2022年02月24日 15時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

勘定科目に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

勘定科目に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,488
直近30日 相談数
720
直近30日 税理士回答数
1,447