AI検査機導入に関する処理方法について
製造業の経理をしています。
AI検査機導入による検査員の無人化を進めています。
AI検査機は購入後に資産として処理しているのですが、AI検査機を購入する前に自社工場で使用できるのかを外部に依頼して検証を行いました。
そちらの検証支援サービス費用が400万円かかっており、試験研究費として処理しています。
このような費用は試験研究費で処理してよいのか、それとも別の費用・資産になるのかを教えていただきたく思います。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

意見が分かれるところかもしれませんが、「試験研究費」で処理して差し支えないものと思われます。
下記の「技術の改良」に「係る試験研究のための費用」であり、ロ、に該当するものと考えられるからです。
国税等ホームページより抜粋
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5442.htm
「(1) 製品の製造または技術の改良、考案もしくは発明に係る試験研究(新たな知見を得るためまたは利用可能な知見の新たな応用を考案するために行うものに限ります。)のために要する費用(研究開発費として損金経理をした金額のうち、下記2の固定資産または繰延資産の償却費、除却による損失および譲渡による損失の額を除きます。)で次に掲げるもの
イ その試験研究を行うために要する原材料費、人件費(専門的知識をもってその試験研究の業務に専ら従事する者に係るものに限ります。)および経費
ロ 他の者に委託をして試験研究を行う法人(人格のない社団等を含みます。)のその試験研究のためにその委託を受けた者に対して支払う費用
ハ 技術研究組合法第9条第1項の規定により賦課される費用」
本投稿は、2022年05月17日 16時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。