前期以前の決算書の誤り
前任者からの引継ができないまま経理担当になりました。
過去の決算書がぱっと見ただけでも誤りだらけ。帳簿の保管もないので、
どう処理したらそうなるのかもわからない状態です。
負債の科目が資産にあったり、見たことない科目があったり。
通常、過去に誤りがあれば、修正申告や申告書上で加減算調整すると思うのですが、
このような場合正常化するにはどのようにすればよいでしょうか。
課税所得に影響させなければ、貸借対照表のみ修正は問題となりませんか?
税理士の回答
こんにちは。
お疲れ様です。いろいろな対応がありうると思いますが、
前期までの決算については、仮にも株主総会等で確定している、
ということになります。
従って、過去の決算に影響する訂正を、過去の経理に入れることは大変なことです。
ですので、そこを触らない、とすれば、今期の中で、おかしな経理を、過去に遡って誤りを判断、今期の中において、資産や負債、損益の中で、訂正するしかないのではないかと思います。
もちろん、過去に、不当な利益の減額となる間違いがあれば、最悪、税務調査で是正される場合もないとも言えませんが、とりあえず、今期の中でもろもろ直していくことが、良いと思います。
実態のない資産や負債は消去し、そのことによる損益は、
雑損、雑収入で経理するしかない場合もあります。
いずれにせよ、今期において直すことが、現実的だと思います。
取り急ぎ回答とさせていただきます。
本投稿は、2017年04月06日 16時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。