事業主貸が決算で元入金になってしまう件について
IT関連のお仕事でで仕入れなどはなく、現場に出て売り上げだけを稼いでいます。
生活費は売り上げから出しているため、事業主貸勘定を立てています
「事業主貸:生活費としての支出」との認識ですが
生活費として支出、つまりもう使用されたお金となるはずです。
決算で、損益と相殺して元入金に入れられてしまうと
使用済みなのにないお金が貯まり続けてしまいます。
適切に残ったお金のみを元入金に入れるには
どのように処理したらいいのでしょうか?
具体的な勘定の動き・年末や決算の流れでご説明いただけますと幸いです
税理士の回答

そもそも事業主貸勘定は、元入金をマイナスするだけの勘定であって、期中に元入金をいちいち動かすのは面倒なので、まとめて処理するための勘定となります。
また事業主借勘定は、元入金をプラスするだけの勘定であって、期中に元入金をいちいち動かすのは面倒なので、まとめて処理するための勘定うとなります。
青色決算書の貸借対照表で、元入金と、事業主貸、事業主借がそれぞれ表示されますが、翌期の期首において、事業主貸、および事業主借を元入金に振り替えることになります。
翌期の期首の元入金=期末元入金+事業主借ー事業主貸
となります。
このように機械的に処理するだけなので、残ったお金と元入金の関係はなく、そのことを考慮する必要はありません。
青色決算書
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/01/shinkokusho/pdf/r03/10.pdf
丁寧なご説明に参考資料まで、ありがとうございます。
長いこと頭を悩ませていたものがすっきりしました。
大変助かりました。
本投稿は、2024年10月17日 20時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。