中古車購入で下取り、値引きがある場合の仕訳について
※追記※
1台目が17年落ち
2台目が13年落ちです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答
中古車購入時に下取りや値引きがある場合の仕訳について解説します。この場合の会計処理は、購入金額、下取り価格、値引き金額をどのように扱うかがポイントです。
購入の取引内容
1. 購入車両
新たに購入する中古車
2. 下取り車両
手放す中古車
3. 値引き
購入時に設定される割引
仕訳の方法
1. 中古車の購入
購入した中古車の取得原価は、以下のように計算します
- 取得価額 = 購入価格 - 下取り金額 - 値引き
その上で、取得した車両の資産計上を行います。
例
- 購入価格:300万円
- 下取り価格:50万円
- 値引き価格:20万円
(借方)車両運搬具 230万円 (貸方)現金または未払金 230万円
2. 下取り車両の処理
下取りされる車両に関する仕訳は、帳簿価額を控除し、差額は特別損益に計上します。
例
- 帳簿価額:40万円
- 下取り価格:50万円
(借方)減価償却累計額 40万円
(借方)現金預金または買掛金 50万円
(貸方)車両運搬具 40万円
(貸方)特別利益(固定資産売却益) 10万円
3. 値引きの取り扱い
値引きは取得原価から控除されるため、購入金額から直接差し引いて扱います。
注意点
- 税務上の扱い
特に下取りに関する特別利益や損失がある場合は、税務申告においてしっかりと区分管理する必要があります。
- 消費税の処理
取引金額に消費税が含まれている場合は、その内訳を明らかにし、適切に処理する必要があります。
本投稿は、2024年10月21日 16時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







