前年度の未払金残高を訂正したい
個人事業主(青色申告)です。
前年度の仕訳について、計上科目のミスがありました。
2023年3月の仕訳で
「通信費1518円 事業主借1518円」としてしまったのですが、
正しくは、
「通信費1518円 未払金(カード払い)1518円」でした。
その後、事業用口座からカードが引落となり、会計ソフトの自動仕訳で
「未払金(カード払い)1518円 普通預金1518円」
としてしまった為、未払金の残高がおかしくなってしまいました。
2023年度分の修正申告などが必要でしょうか?
2024年度の修正仕訳で対応できるのであれば、仕訳を教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

修正申告の必要性
結論から申し上げますと、今回のケースでは、2023年度の修正申告は原則として不要です。
その理由は、以下の通りです。
①
所得金額への影響がない:
誤った仕訳と正しい仕訳のいずれも、費用として計上される「通信費」の金額は1,518円で変わりません。
また、事業主借と未払金はどちらも貸方項目であり、所得金額に影響を与えるものではありません。
したがって、所得税額に影響がないため、修正申告は不要と判断できます。
②貸借対照表の表示の修正:
今回の誤りは、貸借対照表の表示科目の誤りです。
事業主借と未払金は、どちらも負債の部に表示されますが、その内訳が異なっています。
この表示科目の誤りは、税務署が指摘する可能性は低いと考えられます。
2024年度において、未払金残高を正しく修正するための仕訳は以下の通りです。
事業主借 1,518円 未払金(カード払い)1,518円
この仕訳により、2023年度に誤って計上した「事業主借」を減らし、本来計上すべきだった「未払金(カード払い)」を増やします。
これにより、未払金残高が正しく修正されます。
ご教示いただいた内容で進めたいと思います。
ご回答いただき、ありがとうございました!
本投稿は、2025年02月01日 21時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。