合同会社の開業費について
飲食店開業のため2024年6月に合同会社を創立しました。
ですが、その時点で申込したテナントで決まらず、その後別のテナントを探しておりました。
結果、OPEN予定が2025年8月となり、OPEN前に1期目の決算を迎えてしまいました。
1期目の間にお店で使う機材や備品、試作の為の費用や打ち合わせの費用などを支払っています。
この場合、これらの費用は1期目の決算においてどのような扱いになりますか?
ちなみに、2期目(現在)もOPENに向けた同様の費用はかかっております。
私としては「開業費」として扱いたいのですが、可能でしょうか?
可能な場合は1期目の決算書に計上して良いのでしょうか?
もしくは1期目では決算書にのせず、2期目の開業費と共にまとめて計上するのでしょうか?
具体的な仕訳の処理を教えていただきたいです。(科目、日付など)
また、上記に加えて、
創立後の開業費の仕訳は支払った日毎に個別でたてるのか、それともどこかの日付で1つの仕訳にまとめるのかも教えていただきたいです。
税理士の回答
こんにちは、税理士の川島です。
・2024年6月~決算
こちらに関しては開業費に該当するものは全て開業費(繰延資産)として処理します。
・2期目
期首~OPENまで
こちらも開業費に該当するものは上記と一緒です。
仕訳に関しては、例:支払った日で一つ一つ仕訳として処理します。2024年6月以前の物は、
2024 6/1 にて一つ一つ仕訳をし、摘要に例:2024 5/20分 等で仕訳をします。
※開業費は認められるもの・認められなものがございますのでご注意下さい(個別の判断となりますのでこちらに関しては記載を省略致します。ネットにて検索頂き、ご自身に該当する・しないの判断をされて下さい)。

増井誠剛
ご質問の件、開業前に支出された店舗機材購入費、試作費、打合費等は、原則として「開業費(繰延資産)」として計上可能です。
1期目の決算で発生時点で「開業費」として仕訳を行い、貸借対照表に資産計上し、任意償却が可能です。
【仕訳例】
2024/7/10 開業費/普通預金 500,000(試作費等)
支払日ごとに都度計上が原則ですが、月末などでまとめる場合も実務上は許容されます。
2期目も同様に支出都度「開業費」とし、OPEN後に任意の額を償却経費とできます。
開業費は一括計上ではなく発生都度の記録が原則ですのでご留意ください。
開業費で計上可能とのこと、かしこまりました。
ありがとうございます!
本投稿は、2025年07月07日 11時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。