異業種交流の海外旅行の旅費交通費および交際費
法人の建設業なのですが最近、お陰様で仕事の量が増えてきており
売上も順調に伸びて来ています。現場が増えるごとに人間関係も増えては
来ており、ある取引先から異業種との交流という事で飲食等のお誘いも
増えてきました。こう言ったものは交際費として経費計上しており、基本的に
割り勘としています。例えば5名で行ったら私1名分の領収書をもらう。
といった感じです。どういった集まりだったか。ご一緒した取引先やメンバーは
領収書にはメモしています。
今度、海外旅行のお誘いがありました。異業種交流の一環で何かの視察なのかと
思っていたら、視察等はなく異業種のメンバーをごちゃまぜにしたゴルフツアー
でした。
これは交際費として認められるのでしょうか?確かに全くかかわりのない業種の
方もおられるので同じ組になれば交流と言えば交流とも言えるのかなと。
ただ第三者から見れば異業種交流の名目の遊びじゃないのか?とも言われると
思っています。
よくゴルフや飲食は交際費として計上できると言いますが、所詮は遊びと思うの
ですが、そういうものなのでしょうか?
通常は友人とゴルフ、飲食すればプライベートになり経費にならない。
でも友人も同じ様に事業をしている。業種は違えど仕事の話をした。となったら
経費になる。そんなところ誰も立証できないとも思っており、税務署は一体
何をもって交際費に目を付けるのでしょうか?
税理士の回答
ご質問の件ですが、以下回答させて頂きます。
1、今回の海外ゴルフツアーは交際費になるか?
結論から申し上げますと、交際費への計上は困難かと存じます。
交際費の前提は「事業に関係し、業務遂行上必要な支出」であることです。
今回のように「視察等の業務目的がない、異業種ごちゃまぜの海外ゴルフ」は、税務署からも「経営者個人のプライベートな娯楽」とみなされます。
*万が一税務調査で否認されると、役員賞与と認定され、法人税だけでなく個人の所得税や住民税も増えるペナルティが生じます。
2、税務署は交際費の何に目を付けるのか?
「密室の会話は立証できないのでは?」と思われがちですが、税務署は会話内容ではなく「客観的な事実と社会通念」で判断します。
具体的には以下の点を見ます。
●メンバーの固定化: 常に同じ友人グループとの支出に偏っていないか。
●事業関連性と見返り: その相手と高額な支出をする合理的な理由や、将来的な売上への貢献(ビジネスへの発展)が見込めるか。
●客観的な証拠: 領収書のメモだけでなく、名刺やメール、取引履歴などビジネスの痕跡があるか。
回答は以上となります。
ご参考になりましたら幸いです。
今度、海外旅行のお誘いがありました。異業種交流の一環で何かの視察なのかと思っていたら、視察等はなく異業種のメンバーをごちゃまぜにしたゴルフツアーでした。
仕事でのことです。認められると考えます。
辰見浩一
交際費として認められるかどうかは、海外旅行という形式だけで決まるものではなく、目的や内容、参加者との関係、事業との関連性を踏まえて判断されます。
そのため、異業種交流の一環であり、実際に事業上の関係づくりや情報交換の目的があるのであれば、直ちに私的な支出になるとは限りません。
ただ、今回のように視察などの実態がなく、ゴルフや飲食が中心となると、税務上は私的な要素を疑われやすくなると思います。特に海外旅行は金額も大きくなりやすいため、通常の会食以上に慎重に見られやすいです。これは私の実務的な見立てですが、異業種交流という名目だけでは足りず、事業との結びつきをどこまで説明できるかが大切になります。
税務署が確認するのは、業種が違うこと自体よりも、その支出に事業上の必要性があったかどうかです。参加者、日時、場所、目的、どのような話をしたか、今後の取引や関係強化につながる事情などを記録しておくことは有効です。領収書へのメモに加えて、案内文や日程表などがあれば、より説明しやすくなるでしょう。これは事業関連者への接待等の支出かどうかを判断するための整理として有用です。
したがって、今回のケースは一律に交際費として問題ないと言い切るのは難しく、実態次第で慎重な判断が必要だと思います。もし旅行の中心が親睦や娯楽に寄っているのであれば、経費計上は控えめに考えるほうが無難です。
視察などの業務の実態がない海外ゴルフツアーの費用は、交際費として経費にするのは難しく、参加した社長個人への給与(役員賞与)と見られる可能性が高いです。
交際費とは、得意先や仕入先など事業に関係のある相手への接待、供応、慰安、贈答のために支出するものと定義されています。相手が事業に関係のある人であることと、支出が事業のためであることの両方が要るのであって、「ゴルフや飲食なら何でも交際費」ではありません。取引先との会食が通るのは、取引の維持や獲得という事業目的を説明できるからです。
異業種の初対面の方が混ざったゴルフ旅行で、案内にも視察や商談の予定がないとなると、事業との結びつきを客観的に示せません。会社が負担すると、役員に対する経済的利益として給与扱いになり、事前の届出がない役員賞与は損金にならず、社長個人にも所得税がかかる二重の不利益になります。
税務署が見るのは会話の中身ではなく、参加者と自社の取引関係、案内文や日程に業務の内容があるか、同じ顔ぶれとの支出が繰り返されていないかといった外形です。今回は個人負担にするのが無難です。
本投稿は、2026年09月01日 11時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







