OpenAI APIの前払金を決算時にそのまま繰り越してよいか
法人の決算仕訳について質問です。8月決算です。
当社では、顧客向けに提供しているCMSツールのAI機能でOpenAI APIを利用しています。
2026年6月22日にOpenAI APIのクレジット10ドル分を法人カードで購入し、カード会社での円換算額1,777円を「前払金/未払金」で計上しています。別途、カード会社の海外利用手数料68円を「支払手数料/未払金」で計上済みです。
6月22日以降、8月31日までにCMSツール上でOpenAI APIの利用実績はあります。
ただ、9月1日にOpenAIの管理画面を確認したところ、利用可能なAPIクレジット残高が10ドルと表示されていました。Billing historyでは6月22日の11ドルの支払いも確認できています。
それ以前にあった無料クレジット等から利用料金が差し引かれていた可能性もありますが、どのクレジットから消費されたのか、また9月1日に表示されている10ドル残高が6月22日に購入した分そのものなのかまでは確認できていません。
この場合、8月31日の決算では、6月22日に計上した前払金1,777円をそのまま翌期へ繰り越し、API利用分について決算整理仕訳は入れなくてもよいでしょうか。
もし別途仕訳が必要であれば、具体的な仕訳も教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答
OpenAI APIの利用実績があるのに、APIクレジット残高が10ドルと表示されていればAPIクレジットの締が9月以降と考えられます。8月31日の決算では、6月22日に計上した前払金1,777円をそのまま翌期へ繰越して問題ないと考えます。
出澤様、回答ありがとうございます。
前払金をそのまま翌期へ繰り越したいと思います。
管理画面の残高が10ドルと表示されていることだけでは、8月31日までのAPI利用分について、6月22日に購入したクレジットが使用されているかまでは判断できません。
OpenAIでは、無料クレジットがある場合には、購入したクレジットより先に無料クレジットが使用される仕組みとなっています。
まずはUsageやBilling historyなどで、8月31日までの利用額と、購入したクレジットが実際に使用されているか確認してみましょう。
APIクレジットは、期間の経過に応じて費用化するというより、実際のAPI利用に応じて残高が減っていくものです。そのため、決算時も実際の使用状況をもとに考えるのが分かりやすいです。
8月31日までの利用分が無料クレジット等から差し引かれており、6月22日に購入した10ドル分が未使用であれば、前払金1,777円はそのまま翌期へ繰り越し、追加の決算整理仕訳は不要と考えます。
通常の無償付与されたクレジットから利用されているのであれば、その利用分について別途費用と収益を両建てする必要まではなく、特に仕訳を入れない整理でよいと思います。
一方、6月22日に購入したクレジットの一部が使用されていることが確認できた場合には、使用した部分について、
通信費(システム利用料等)/前払金
などとして費用へ振り替え、未使用部分のみを前払金として翌期へ繰り越します。勘定科目は、普段使用している科目に合わせれば問題ありません。
なお、10ドルの購入に対してBilling history上の支払額が11ドルとなっている点は、OpenAIが日本向けサービスに加算している消費税10%と考えられますので、請求書の内訳も確認してみてください。
今後も継続的に利用する場合は、決算日時点のクレジット残高やUsage、Billing historyなどを保存しておくと、次回以降の処理がしやすくなると思います。
本投稿は、2026年09月02日 15時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







