実現主義の帳簿付けの仕方について
ハンドメイド販売サイトを利用して販売していますが、
発生日をどこに設定するのが正しいのかわかりません。
ハンドメイド販売サイトを利用すると、1つの受注にいろいろな日付があります。
①注文日(クレジットカードでの購入以外は未入金)
②入金日(販売サイトの口座にお客様が入金、販売サイトではこの日が「確定日」と表示される)
③発送日(受注制作のため入金から約2週間後)
④振込日(振込申請日の翌月末に、サイトから販売者の口座へ、売上-販売手数料-振込手数料 が振り込まれる)
税務署の説明会でもらった資料には、発生主義や実現主義という言葉はなく、
代金を来月もらうという場合には売掛帳に記入してください、としか教わりませんでしたので
この1年ずっと
「確定日」と表現されている、お客様が入金した日を「発生日」として未決済の収入を記帳し、
口座に振り込まれた日に消し込みしてきました。
青色申告65万控除に向けて見直しをしていたところ、ネットの情報に
収入は発生主義ではなく実現主義、一般的には引渡基準で計上すると書かれており、困惑しています。
出荷基準というものも見つけましたが、
仕入れ先が商品制作から発送までやってくれるため発送伝票の控えなどは手元になく、
発送日を調べるとなると過去のメールからいちいち千件以上拾ってこないといけません。
注文日と入金確定日は記録してきましたが、発送日にしないとダメなのでしょうか?
税理士の回答
東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
仕事の流れは、下記のとおりということであれば、
①注文日(クレジットカードでの購入以外は未入金)
②入金日(販売サイトの口座にお客様が入金、販売サイトではこの日が「確定日」と表示される)
③発送日(受注制作のため入金から約2週間後)
④振込日(振込申請日の翌月末に、サイトから販売者の口座へ、売上-販売手数料-振込手数料 が振り込まれる)
③の、発送日、がご質問者様の売上を計上すべき日付になろうかと存じます。①→②→③→④という時系列であれば、現在は、②の入金日=確定日、で計上しているということですが、これは、③の発送日より早い時系列になります。
ただ、売上の基準は、遅いと問題があるのですが、早くても特に問題はありませんので、現状の方法が、手間が少ないということであれば、そちらを採用しても差し支えないと思われます。
以上よろしくお願い致します。
本投稿は、2017年01月07日 13時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。