値引き交渉による請求書再発行の必要性について
建設業個人事業主です。
既に発行済(送付済)の請求書に対して時々、元請業者から値引き交渉があります。
時には勝手に端数を切られて入金されることもあります。(先方の支払明細で発覚)
多少の値引き交渉は今後の関係もあるので対応していますが
その際、金額を訂正した請求書の再発行は必ず必要でしょうか?
こちらで保存している請求書は金額訂正と訂正内容を記載して保存していますが
先方は金額訂正した請求書の再発行は特に必要はないと言います。
わざわざ再発行の請求書を送付する必要はないのでしょうか?
先方が値下げ前の請求書を取引帳票として保管していることで
自分になにか不都合があると困るな・・・と思い質問いたしました。
私としては少し気持ち悪いので再発行の請求書を発送し、差し替えてほしいです。
よろしければご教示いただけますと幸いです。
税理士の回答

請求書は再発行して差し替えてもらったほうがベターだと思います。
再発行後の請求書の控えが、貴殿の売上を証明する書類となり、現在のように送ったものをあとから書き加えていると、税務調査があったときに、調査官の心証が悪くなるように思われるからです。
唐澤先生
ご回答いただきありがとうございます。
やはり請求金額を訂正した請求書を再発行し差し替え依頼しようと思います。
追加の質問になりますが
たとえば当初115,00円の請求書を、値引き交渉により110,00円に金額訂正して
再発行した場合の仕訳けは最初に仕訳入力していた
【売上計上日】
借方:売掛金 115,00円 / 貸方:売上高 115,00円
を下記のように値引き後の請求金額に訂正する。
【売上計上日】
借方:売掛金 110,00円 / 貸方:売上高 110,00円
【回収時】
借方:預金 100,00円 / 貸方:売掛金 100,00円
↑に訂正すれば良いのでしょうか?
それとも回収時の仕訳で売上値引を使用して記帳するのでしょうか?
【売上計上日】は当初のまま
借方:売掛金 115,00円 / 貸方:売上高 115,00円
【回収時】
借方:預金 100,00円 / 貸方:売掛金 100,00円
借方:売上値引 5,00円 / 貸方:売掛金 5,00円
どちらが正しいでしょうか?

再発行した場合は、上段のように、売上計上の仕訳を修正したほうがベターだと思います。
そのほうが、再発行との整合性がとれるし、取引の実態を反映していると考えられるからです。
度重なる質問にも丁寧にご回答いただきありがとうございます。とても勉強になりました。
本投稿は、2022年06月06日 18時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。