法人FX 期末の会計処理 未実現スワップについて
法人FX(営業外)の期末会計処理、勘定科目を教えて下さいませんでしょうか。
①ポジション損益
②未実現スワップ
③年間損益
①~③すべてマイナスになっています。
どうぞ宜しくお願い致します。
税理士の回答
期末時にマイナスの場合では、それぞれ以下のようになります。
なお、FXが本業以外の場合は、営業外損益に計上することになります。
①ポジション損益
外国為替評価損/預け金(外国為替差入証拠金)
※時価評価分、建玉に対して時価評価をし評価損益を計上
②未実現スワップ
支払スワップ金利/預け金(外国為替差入証拠金)
※上記①と同様の期末評価の考え方
③年間損益
外国為替売買損/預け金(外国為替差入証拠金)
※決済の都度または毎月末に一月分を仕訳している場合は、
その時点で売買損益の仕訳計上を行うので期末での追加
仕訳は不要ですが、上記は年間の決済取引を累計して
売買損益を計上した場合の仕訳です
高野さま
詳しくご回答をありがとうございます。
重ねての質問よろしいでしょうか。
期末の仕分けの前に毎月末FX利益が出た場合のみ
FX口座より会社口座に移しておりました。
(損失が出た時は何もせず)
この時の仕分けは
預け金/役員借入金
(資金は全額役員借入金)
で、
期末に全期間の収支の仕分けをしました。
これでも間違いではありませんでしょうか?
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
>預け金/役員借入金
この仕訳は、代表者資金をFX口座へ入れた下記2本の仕訳の纏めたものとなります。
1,普通預金/役員借入金(代表者資金を会社口座へ振込)
2,預け金/普通預金(会社口座からFX口座へ移動)
FXで売却益が出た場合の仕訳は
預け金/外国為替売買益
となり、この仕訳は決済によってFX口座残高が増えたことを示します。
(借方「預り金」はFX口座の増を意味します)
そして、FX口座から会社口座へ移動するということは、会社口座が増加してFX口座
残高が減少することになるため、以下の仕訳となります。
普通預金(会社口座の増加)/預け金(FX口座の減少)
ご確認お願いいたします。
本投稿は、2022年07月16日 13時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。