資産運用での損失を経費として翌年以降に計上できませんか
私は海外の証券会社で資産運用を行っています。雑所得として申告する場合について質問させて頂きます。
資産運用上、利益が出る前にどうしても損失が発生してしまう可能性があるのですが、この損失を経費として、翌年以降に利益が出たタイミングで計上することは出来ないのでしょうか。
原則的には損失は翌年以降に繰り越せないということになっていますが、このケースの場合、単なる繰越というよりも、必要経費という側面が強いです。
利益を出すために特定の有価証券(上場株式など)を保有(または空売り)し続ける必要があるのですが、どうしても途中で決済しなければいけない可能性があり、決済されたらすぐに保有しなおすのですが、決済の際に損失になってしまう場合があります。
年度を跨いでその有価証券を売り、利益が出た場合はその損失を必要経費に出来ないのだろうかという質問です。
実質的または感覚の上では、その損失分は有価証券の取得費に含まれるのですが(実質的な取得費は、初めに取得した価格であるため)、形の上では単なる損失扱いとなります。
やはり、こういうケースでも損失の次年度繰越は出来ないという原則に当てはまりますか。
お答えいただける方が居りましたらよろしくお願いいたします。
税理士の回答

安島秀樹
まず考えてるような損失の繰越は無理だと思います。
本投稿は、2019年08月21日 22時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。