「個人事業の内容についてのおたずね」について質問
「個人事業の内容についてのおたずね」が届きました。私はフリーライターとして、いくつかの会社から業務委託契約を受けて報酬をいただいているのですが、事業税の対象となるのでしょうか。
また「おたずね」の質問内容の意味や、どのように回答すべきかについてもご教示頂けますと幸いです。
税理士の回答

行方康洋
「個人事業の内容についてのおたずね」が届きました。
→税務署からのお尋ねの場合は、すべての報酬を申告しているかの確認ですので、現状のままを記入し返送されればと思います。もし、申告漏れがある場合は、税務署に連絡し、修正申告の方法を確認されればと思います。
ライターは、事業税の課税対象となる業種に含まれていませんので、納税は不要と思います。
迅速にご回答頂きまして誠にありがとうございます。ライターは対象外とのことで、疑問点がクリアになりました。
なお「おたずね」には、事業の内容について詳しく書く項目や、特定の会社と専属契約を結んでいるか、仕事の具体的なやり方が指示されているか、などの質問項目が並んでおります。
私がネットで調べたところ「これらの質問によって、実質的な請負業に該当するかを判断し、回答次第ではライターでも課税される可能性がある」との意見もあるようですが、こちらは事実でしょうか。
このような事例をご存知であれば、お手数ですが、最後にご教示いただけますと幸いです。

行方康洋
回答次第で請負業と認定されれば、事業税の対象になると考えます。具体的な事例は経験ありませんが、請負業で課税される場合はどのような場合か、一般的な質問を事業税当局にされてはいかがでしょうか。その回答が参考になると思います。
なお、「請負業とは、報酬の収得を目的として、ある仕事の完成を引き受け、これを完成する事業をいう。請負とは、当事者の一方(請負人)がある仕事を完成することを約し、相手方(注文者)がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約する契約である(民法632)」とありますので、この請負業の考え方とご自身の業務とを勘案したうえで、質問されてはと思います。
また、「お尋ね」の内容が虚偽となることは避けるべきですので、そのあたりも考慮され、ご検討していただきたいと思います。
大変参考になりました、誠にありがとうございました。頂いた内容を基に、実情をしっかり記載したく思います。
また、請負の条件等につきましても当局へ1度尋ねたく考えております。重ねて御礼申し上げます。
本投稿は、2020年09月08日 17時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。