法人化したら所得税を払わなくてもいいのか
一定の収入を超えたら個人事業主は法人化したほうがいいと聞きます
その理由の一つが、所得税は累進課税制度だが、法人税は一律だからです
つまり法人化したら、所得税の代わりに法人税を払うということでしょうか?
税理士の回答

川合俊一
所得税と法人税の両方が課税されることになります。
法人で稼いだお金には法人税がかかりますし、法人からもらった給料に対して所得税がかかることになります。
両方かかるのですが、ご理解のとおり税率の差があるので、所得税だけの場合よりも法人化したほうが合計の税金が少なくなります。
そうだったのですね。ありがとうございます。
合計の税金が少なくなるということですが、会社に残したお金は自分の生活費とかには使えないんですよね?
支払う税金が少なくなっても、自分の収入が少なくなるのがいやなら、法人化しないほうがいいのでしょうか?

川合俊一
たしかに、個人事業主のときの手元資金とは異なりあくまで会社のお金になるため、いつでも自由に引き出すということはできません。
短期的に手元資金を置いておきたいということであれば、法人化しないことも選択肢かと思います。
ただし、自分の収入については法人化しても自分で決めればよいので、そこまで苦にはならないのではないかと思われます。
法人化することで所得税との税率の差をはじめ、経費の範囲も所得税より広い等、個人よりも節税策は多くなりますので、法人化したほうが将来的に自分に残る金額は増えると考えられます。
最後まで回答してくださり、ありがとうございます
本投稿は、2024年08月16日 18時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。