交際費か寄付金かどちらでしょうか?
交際費か寄附金のどちらになるのか教えてください。
3社共同でプロジェクトを行っており、費用の支出はいったん当社が負担し、後に残りの2社に請求します。
また、クライアントからの収入も当社がいったん全部受領し、その後残りの2社に当社から支払います。
今回このプロジェクトがクライアントの都合で途中で終わってしまいました。
全体の収入よりも費用の方が多く、プロジェクトとしては赤字となりました。
当社以外の残りの2社は赤字負担はしたくないということで2社分の赤字を当社が負担することになりました。もともと契約で途中でキャンセルとなった時は赤字分は当社が負担することとなっていました(残りの2社は当社と比べて小さな企業なので、当社が負担することになっています)。
この負担分は当社の経理処理は交際費となるのでしょうか、それとも寄付金となるのでしょうか?
当社としては将来の見返りを期待した支出ではなく、また残りの2社もこの金額は益金として計上しているので、寄付金でよいと思うのですが、いかがでしょうか?
宜しくお願いします。
税理士の回答
上記負担分は寄附金で問題ないものと思われます。
上記負担は赤字の補填であることから、経済的利益の無償の供与にほかならず、得意先や仕入れ先の接待、供応、慰安、贈答などの行為とは性格が異なるからです。
国税庁 交際費と寄附金との区分
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5262.htm
ありがとうございました。大変助かりました。
本投稿は、2021年06月04日 20時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。