免税事業者の消費税請求について
個人で、デザイン業を営んでいます。
免税事業者です。
顧客より、インボイス制度がはじまったら
請求額に消費税を含めないようにと言われました。
今後、課税事業者になるほど売上があがる見込みはありません。
現在は、免税事業者ですが、消費税額も記載して、請求書を作成しています。
顧客の指示に従う必要があるか疑問でした。
また、顧客から、インボイス制度に登録を促す指示もうけました。
課税事業者になってまで、取引継続するほどの売上があるとも思えない顧客です。
どのように対応したらよいか教えていただけたら助かります。
よろしくお願いします。
税理士の回答

森田有為
こんにちは。
あくまでも私個人の考えとしてご理解をお願いいたします。本件については様々な考え方があります。
顧客の指示に従う必要があるか疑問でした。
顧客と話し合いをして、双方にとって最良の形になるよう交渉するのはいかがでしょうか。
>課税事業者になってまで、取引継続するほどの売上があるとも思えない顧客です。
インボイス制度登録やその顧客との取引にネガティブなお気持ちがあるのであれば、取引を取り止めするのも選択肢かも知れません。
どうぞよろしくお願いいたします。

消費税ですね。
先の先生も回答されてますが、これは個々の判断になりますね。
取引先からの消費税を含めないように、とは相手がどういった意味合いで仰っているのでしょうか。
単純に請求書に消費税として記載しないでほしい
消費税を上乗せ請求しないでほしい
など、色々あるでしょう。
今回、インボイス制度で登録をしていない免税事業者からの請求書をもらった場合
質問者様の取引先側では、質問者様に払った消費税を控除できません。
つまり、取引先側の消費税の納税額が多くなります。
しかし、来年10月から急に100%控除できないのではなく、
令和8年9月末までは80%控除となります。
それ以降は50%控除を令和11年9月末まで認めています。
※請求書の記載内容についてルールがありますのでご注意を。
取引先との対応は、ご自身がお付き合いを続けるかどうかです。
しかし、インボイス制度により他の取引先も同じことを伝えてくる可能性はあるかと。
80%控除期間に登録し消費税を納めるか検討されても良いでしょう。
また消費税は計算方法が選択できます。計算方法で納税額が変わります。
原則法と簡便法です。興味ありましたら調べてみてください。
お二方とも、大変わかりやすくご説明いただき、ありがとうございます。
他の取引先の意向も考慮し、インボイス登録するかどうか検討したいと思います。
どうしたらよいか判断することは、非常に悩ましくはあるのですが‥。
具体的にアドバイスいただき、助かりました。
お忙しい中、ご返答ありがとうございました。
本投稿は、2022年10月04日 19時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。