相続した土地の借地料
通常、親から相続した土地で兄弟間で借地料を取ることってあるんでしょうか?
うちの父が親が一戸建て(祖父が建てた家)が老朽化したため、賃貸マンションを建てました。
その後祖父が死亡し、土地を相続したのですが、どうもその時に父の弟である叔父に借地料を支払っていたようです。
その後父も他界し、現状私が土地と賃貸マンションを相続したのですが、叔父への借地料を支払わなければなりません。
現在土地は叔父と私と母で相続しています。
通常親から受け継いだ土地については、使用貸借契約を結び固定資産税のみで借地料などは取らないのが一般的だと聞きました。
借地料を支払うのは一般的ではないのでしょうか?
税理士の回答

親族間での借地であっても、その借地の利用目的が自己の居住用の場合には使用貸借とされるケースもありますが、賃貸用の場合には通常の賃貸借とされるケースが多いと思います。
賃貸借の場合の借地料の一般的な算出方法を教えてください。
積算法と言うのが一般的だというようなページをいくつか見つけましたが、この方法が一般的なのでしょうか?
またその計算方法は下記で合ってるでしょうか?
更地価格の算出= 路線価*土地面積/0.8(路線価は8割程度で算出されているため0.8で割り戻す)
積算法(年間)=更地価格*2%(期待利回り)+固都税額
例)路線価420C 土地面積100㎡だった場合の借地料
420*100/0.8*1000=52,500,000円(更地価格)
52,500,000*0.02+10万円(固都税)=1,150,000円(年間借地料)

積算法はいわゆる不動産鑑定士が賃料鑑定をする際に用いる方法です。
期待利回りが2%で良いかどうかは一概には言えません。
借地料として、以下の算式で求める場合もあります。
通常の地代=土地の価額×(1-借地権割合)×6%
併せて、不動産業者のお知り合いがいらっしゃれば近隣の相場を調べられると良いと思います。
>通常の地代=土地の価額×(1-借地権割合)×6%
こちらの計算で行くと路線価が420Cですので借地割合は70%だと思います、
52,500,000円(地価はこれで合ってますか?)x(1-70)x6%=945,000円/年
と言う事でしょうか?
また、不動産屋に少し話を聞いたところ、賃貸物件の場合は固都税の6~7と言う事も聞きました。
固都税は概ね100㎡で10万ぐらいだと思いますので70万/年程度になるかと思います。
一体何が正しいのかよくわかりません。
借地料はどのように決めて行けばよいのでしょうか?

通常の地代は税法の考え方で土地の価額は路線価で計算します。
42,000,000円×(1-70)×6%=756,000円/年になります。
固定資産税をベースに決める相場と近い金額になります。
756,000円/年をベースに決めたらいかがでしょうか。
回答ありがとうございます。
借地料についての大体の考え方などは分かりました。
そもそも土地を共同所有にしておくと世代を超えて所有者が倍化していく可能性も考えられますし、その都度揉める種になりかねません。
通常皆さんはどのように親から受け継いだ土地を相続しているのでしょうか?
一般的にどのようにしているのか教えてください。

不動産は出来る限り共同所有にしない様にアドバイスしていますが、ご相談者の様に所有者が複数となっているケースも多く発生しています。
これに関してはケースバイケースでここでの一般化は難しいです。
共同所有しないように持っていくにはどのような方法があるのでしょうか?

例えば、不動産と金融資産を持たれている方であれば、不動産を中心に相続される方と金融資産のみ相続される方という様に遺産分割を行ったりします。
本投稿は、2018年01月16日 23時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。