アイルランド企業からの採用~NZやオーストラリアからリモートで働く場合の税金~
今年~来年にかけて、仕事と住居の場所で色んな動きがあり、税金をどうすればよいか困っています。
動きと変化、それぞれに対する質問は以下の通りです。
・2024年8月末: 東京で正社員として働いていましたが退社。
・2024年9月: 日雇いバイトを9日間だけする。
→[質問1] 2024年度の確定申告をする必要がありますか?
・2024年12月: アイルランドに本社を置く会社に内定が決定
(契約形態: 契約社員 / 契約期間の期限はなし)
・2025年1月~2月頭: ニュージーランドにてリモートでの勤務
・2025年2月頭~5月頭: オーストラリアにてリモートでの勤務
・2025年5月頭~8月頭: インドネシアにてリモートでの勤務
(ニュージーランドとオーストラリアはワーキングホリデービザで滞在、インドネシアにはE33Gビザで滞在予定です)
→[質問2] どの国も183日以下の滞在なので、現地では税金の支払いの必要はないでしょうか?その場合、勤め先に「租税条約に関する届出書」を税務署に提出してもらう必要があるのでしょうか?
また、日本に税金を支払う必要はありますか?
ややこしい状況ですので、助けていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
以下、回答させていただきます。
■ 2024年分:
日雇バイト分の所得税が源泉徴収されておらず20万円を超えている場合は、確定申告する必要があると考えます。
■ 2025年分:
1年の間に居住地を数か国にわたって転々と移動する、いわゆる「永遠の旅人(Perpetual Traveler, Permanent Traveler)」の場合であっても、その人の生活の本拠が日本であれば、日本の居住者となり、日本で税金を払うことになると考えます。
参考国税庁URL:
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2012.htm
よろしくお願いいたします。
迅速なご回答ありがとうございます!
2025年分について:
住民票を日本に残しているので、「住民税」の支払いは生じますが、
海外の企業からの収入になるので、「所得税」の支払いは発生しないという理解で合っていますでしょうか..?
回答の確認、ありがとうございます。
結論から申し上げますと、所得税の発生の可能性があると考えます。
ご質問者さまの25年は「永遠の旅人」の状態だと考えます。
世界の中で、生活の本拠を1つ選ぶとすると日本である可能性があります。
その場合は、日本の所得税を払うことになります。
他方、生活の本拠が日本以外の他国であるとされた場合、その国で税金を払うことになるのが原則です。
このケースでは、生活の本拠がその国であることの証明が必要になるケースがあります。
つまり、税金については、世界のどこかで払うことになります。
よろしくお願いいたします。
詳しいご説明ありがとうございます。
「生活の本拠が日本以外の他国であるとされた場合、その国で税金を払うことになるのが原則です。」
これについてですが、「各国で税務上非居住者とみなされる期間だけ滞在をする場合」ですと、税金を払う必要はなくなるのでしょうか?
そもそも3ヶ月などの短期間の滞在である場合、「生活の本拠がその国であることの証明」は難しいのでしょうか?
そして、基本的な質問ですいませんが、
所得税・住民税などは毎月e-taxなどを通して支払うものでしょうか?
3ヶ月などの短期間の滞在である場合、「生活の本拠がその国であることの証明」は、一般的に難しいと考えます。
>所得税・住民税などは毎月e-taxなどを通して支払うものでしょうか?
⇒ 2025年分の確定申告は、2026年2月~3月の確定申告で行います。
よろしくお願いいたします。
承知しました!
分かりやすい説明でとても助かりました。
本当にありがとうございます。
本投稿は、2024年12月07日 14時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。