個人名で土地を所有しています。税金対策についてお聞きしたいです。
親の相続で土地を所有しています。
自分は自営業もしているので、この際、土地なども会社名義にして法人化した方が税金も安くなるんじゃないかと考えています。
税金や会社設立に関して無知なので教えていただけると助かります。
土地収入 年間 約8,000,000円
個人事業収入 (今年度から、新事業を行うため、現在、開店準備中。今現在収入0 月売上40万予想)
土地を会社名にするために、メリット・デメリットはありますか?
税理士の回答
個人名義の土地を会社名義に変更する場合には、売買による方法、現物出資による方法、贈与(寄付)による方法が考えられますが、どの方法で行うかによって税務上の取り扱いが異なります。
1)売買の場合:会社を設立してから売買することになります。会社は購入資金を準備する必要があり、個人には売却益に対して所得税住民税等が課されます。
2)現物出資の場合:会社の設立時に土地を出資します。会社は資本金として受け入れますので、購入資金を準備する必要はありません。しかし、個人は土地を売却したものとみなされ譲渡所得税等が課されます。また、土地の時価が高額の場合には会社の資本金も多額になり、毎期の法人地方税の負担が多くなることが考えられます。
3)贈与(寄付)の場合:会社を設立してから個人から寄付することになります。会社は無償で受け入れますので、購入資金を準備する必要はありませんが、個人は会社に土地を時価で売却したものとみなされますので、譲渡所得税等が課されます。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、様々な角度から比較検討ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2016年07月26日 20時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。