通勤手当に上限があり、自己負担額が膨大、給与所得排除申請を含め対策を教えてください。
福祉系教員をしています。今年9月より転職をします。転職先は遠方、車通勤となります。しかし職場の通勤費には上限があり、一カ月の自己負担額が5万円程(ガソリン代+高速代)になります。仕事に対してはやりがいを感じ、このことは承知で入職を決めました。そのため自分自身で何か対策はないものかと相談をさせていただきました。「給与所得排除」があると知りましたが、それが適切なのか判りません。また、他に対策があるのであれば教えてください。年間給与所得は400万程度です。
税理士の回答

通勤手当に上限があり、自己負担額が膨大、給与所得排除申請を含め対策を教えてください。
福祉系教員をしています。今年9月より転職をします。転職先は遠方、車通勤となります。しかし職場の通勤費には上限があり、一カ月の自己負担額が5万円程(ガソリン代+高速代)になります。仕事に対してはやりがいを感じ、このことは承知で入職を決めました。そのため自分自身で何か対策はないものかと相談をさせていただきました。「給与所得排除」があると知りましたが、それが適切なのか判りません。また、他に対策があるのであれば教えてください。年間給与所得は400万程度です。
私の分かる範囲で記載させて頂きます
参考になれば幸いです
給与収入に係る所得を計算する場合に、次の2つの方法が有ります。
1.給与所得控除(年末調整)
実際の経費等にかかわらず、収入に対して一定率の金額を控除する方法です。
給与収入 - 給与所得控除額 = 所得金額
給与収入が400万円の場合、給与所得控除額は134万円となります。
詳しくはhttps://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htmを参照ください。
2.特定支出控除(確定申告)
1.によらず、実際の経費等で所定のものについて、その実額を控除する方法です。
給与収入 - 特定支出控除 = 所得金額
この制度については、手続き等の規定が有りますので、それに従って確定申告をする必要があります。
詳しい内容については
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1415.htm
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/2502kyuyo_kojo.pdf
を参照ください。
尚、質問の理解が間違っていましたらご容赦ください。
では、参考までに
お忙しいところ、早速回答をいただき誠に有難うございました。
適切な回答であり、理解をいたしました。
恐縮ではございますが、その上で再度お聞きしたいことがございます。
通勤費の自己負担額が年間60万円程になります.その場合回答1.2を申請する方が良いのでしょうか。また、申請するなら1.2どちらか、それとも一方のどちらが良いのでしょうか。具体的なアドバイスをいただきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

>お忙しいところ、早速回答をいただき誠に有難うございました。
適切な回答であり、理解をいたしました。
恐縮ではございますが、その上で再度お聞きしたいことがございます。
通勤費の自己負担額が年間60万円程になります.その場合回答1.2を申請する方が良いのでしょうか。また、申請するなら1.2どちらか、それとも一方のどちらが良いのでしょうか。具体的なアドバイスをいただきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
参考になり幸いです。
さて、再質問についてですが、
2.の特定支出控除については次の要件が有ります。
その年の特定支出の額の合計額が、下記の「特定支出控除額の適用判定の基準となる金額」を超えるとき
(その年中の給与所得控除額×1/2)
給与収入が400万円の場合、給与所得控除額は134万円となります。
134万円の1/2は67万円となり、再質問に書かれている通勤費60万円では要件に該当しない事となります。
尚、特定支出控除の対象となるものについては6種類ありますので、記載されているもの以外で対象金額が有れば、判断が変わりますが、通勤費だけでは、1.の皆さんに適用される「給与所得控除」の適用しかない事となります。
1.については会社が年末調整で行いますので、ご自身が何かをされることは有りません。
では、参考までに
ご丁寧は回答をいただき、誠に有難うございました。
本投稿は、2016年08月06日 08時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。