撮影会におけるお金の流れについて
複数のモデルと複数の撮影者を集めて撮影イベントを企画運営するにあたって、お金の流れの考え方が下記の2パターンあるように思うのですが、どちらが正しいのでしょうか。
モデル:被写体として撮影費をもらう立場
撮影者:撮影費を支払撮影させてもらう立場
弊社:撮影する会場を都度提供
(毎回同じ場所というわけではなく、色々な場所で企画する)
(モデルも撮影者も毎回同じ人が参加するわけではありません。)
【パターン1】
撮影者が参加費を支払う
↓
弊社がモデルに出演料を支払う
【パターン2】
撮影者が撮影料を支払う
↓
モデルが弊社に参加費を支払う
パターン1を想定していましたが、バザーなどでマージンとして出店料を主催者に支払うケースもあるので、どちらの解釈が正しいのか、どちらの解釈でも問題ないのか。
もしどちらの解釈でも問題ない場合、各パターンで進める場合特出した注意点などがあればそちらも併せてアドバイスいただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

中野一夫
1.お金の流れについて
ご相談者様が例として挙げられました【パターン1】と【パターン2】のいずれのケースでも問題ないと思います。
それぞれのパターンの流れで,ビジネスモデルが成立するかどうかの問題だと思われます。
2.注意点について
【パターン1】については,モデルへ報酬を支払う際に,所得税の源泉徴収義務があるかどうかを確認する必要があろうかと思われます。
モデルの業務に関する報酬の場合で,
⑴ファッションモデル等の報酬・料金
⑵雑誌、広告その他の印刷物にその容姿を掲載させることにより支払われる報酬・料金
に該当する場合には報酬を支払う者に源泉徴収義務が課されます。
モデルとの契約形態によっては上記の要件に該当する可能性も否定しきれませんので,注意が必要と思われます。
中野先生
注意点など含め丁寧にかつ細かくご教授いただきありがとうございました。
本投稿は、2021年07月29日 13時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。